|
JAX-RS () は、RESTアーキテクチャに基づくWebサービスのための機能を提供するJava言語のAPIである。〔Hadley, p. 1.〕 JAX-RSはJava SE 5で導入されたアノテーションの仕組みを用いて、シンプルな開発を実現する。 JAX-RSは、2009年にリリースされたJava EE 6においてバージョン1.1が仕様の一つとして取り込まれており、Java EEの標準仕様の一つとなっている。Java EE以外の環境においても、例えばWebアプリケーションの設定ファイルであるweb.xmlに登録することで、利用可能である。2013年5月に公開されたバージョン2.0は、クライアントAPIやフィルタといった機能が追加されており、Java EE 7に含まれている〔JSR 339: JAX-RS 2.0: The Java API for RESTful Web Services 〕。 == 仕様 == JAX-RSは、リソースクラス(POJOのJavaクラス)をWebリソースにマッピングするのを助けるアノテーションを提供する。アノテーションの例を以下に示す。 * @Path : リソースクラスやメソッドに相対的なパスを指定する。* @GET , @PUT , @POST , @DELETE , @HEAD : HTTPメソッドの種別を指定する。* @Produces : レスポンスのContent-Typeを指定する。* @Consumes : リクエストで受け入れ可能なContent-Typeを指定する。加えて、リクエストからメソッドの引数に情報を読み込むためのアノテーションも提供している。これらの @ アノテーションは必要な値を取得するためにキーを要求する。* @PathParam : パスとメソッド引数を紐付ける。* @QueryParam : HTTPのクエリとメソッド引数を紐付ける。* @MatrixParam : HTTPのマトリックスパラメータとメソッド引数を紐付ける。* @HeaderParam : HTTPヘッダーとメソッド引数を紐付ける。* @CookieParam : HTTP cookieとメソッド引数を紐付ける。* @FormParam : フォームの値とメソッド引数を紐付ける。* @DefaultValue : 上記のキーが存在しない場合のデフォルト値を指定する。* @Context : 全体のコンテキストを返す(例 @Context HttpServletRequest request )。抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「JAX-RS」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|