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JNNニュースコープ : ミニ英和和英辞書
JNNニュースコープ[じぇいえぬえぬ -]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

JNNニュースコープ : ウィキペディア日本語版
JNNニュースコープ[じぇいえぬえぬ -]

JNNニュースコープ』(ジェイエヌエヌ - 、通称:ニュースコープ)とはTBSJNN)にて1962年10月1日から1990年4月1日まで〔日曜日は1965年4月4日から放送開始。〕27年半の長期に渡って放送された夕方の総合ニュース番組であり、日本初の本格的キャスターニュースショーとしても知られている。
タイトルはニュース(NEWS)とスコープ(Scope)を絡ませた造語〔NEWSCOPE。NEW SCOPEやNEWS CORPやNEWS COOPではない。〕であり、その日の注目ニュースを望遠鏡顕微鏡などのスコープのように鋭く、わかりやすく注目するということで名づけられた。
なお、国内の民放ネットワークによるニュース番組で、かつ同一タイトルの夕方のニュース番組としては最長記録を誇っている〔2015年3月までは夕方に限らずとも放送年数の最長記録を誇っていたが、同年4月にフジテレビの昼のニュース番組『FNNスピーク』に記録を更新された。現在TBSで放送されているニュース番組では、『JNNフラッシュニュース』と『NEWS23』が最長である。〕。
== 番組概要 ==

初代メインキャスターは当時共同通信社記者でのちTBSに転籍〔番組開始当初1か月間は共同通信社からの出向出演で、11月より正式にTBS報道記者として移籍出演した〕し、1971年の初当選から2007年まで参議院議員を務めた田英夫と、読売新聞社の記者であった戸川猪佐武。それ以降は古谷綱正毎日新聞社論説委員)、入江徳郎朝日新聞社論説委員「天声人語」担当)、浅野輔(翻訳家)、田畑光永(TBS記者)、平本和生(同。現:BS-TBS代表取締役社長)と、報道の第一線をリードしてきたジャーナリストがキャスターを務めてきた。1984年10月1日から50分番組へ拡大してからは、番組初の女性キャスターとしてTBSアナウンサー吉川美代子も起用され、1988年10月からの1年半は三雲孝江が引き継いだ。
中でも田は5年半、古谷は16年間、入江は12年間、単にニュースを一方的に伝えるのではなく、そのニュースの背景や自らの主張を視聴者に語りかけるような感じでの伝え方とわかりやすい解説が受けてお茶の間の人気を集め、ニュースコープを長年にわたって支え、古谷はエンディングで必ず「それでは、きょうはこんなところです!」とあいさつすることで「こってすのおじさん」として視聴者に親しまれた。田はTBS成田事件の影響による降板で、自らの最終出演の時は降板・卒業については一言も触れず、普段の「それでは皆さん、またあしたです…」のところを「それでは皆さん、さよなら…」とあいさつしただけにとどまった。
キャスター起用の他にも大型映写装置・アイドホール(今のプロジェクターにあたるもの)を使い、ニュースや中継映像を流すなど、今日の日本のニュースショーの原型をなしつつ「テレビニュース」を意識したアイデアは各社に影響を与えた。
また、TBSでは報道担当の部署について、それまで「報道」だった部署をこの番組の開始に合わせて「報道」に格上げするなど、日本においてのテレビニュースの流れを変えた番組ともいえる。
1978年11月20日の放送分より一部系列局を除いて月曜日から金曜日に副音声で英語同時通訳が放送された。尚、この番組はTBSテレビで初めて音声多重放送が実施された番組である。これ以降JNNの月-金曜夕方のニュースは2009年12月まで2か国語で放送され続けていた〔音声多重放送の導入時期により、系列局では導入の有無や導入時期が異なる。〕。この番組の2か国語放送開始から数年間は、サブチャンネルの英語のキャスターをトニー・クエスチョンとヘリ・クリニーが交代で務めた。
番組放映時は地方の系列局が未整備であり、ANN単独加盟時代の青森テレビに対してはJNNのJNN排他協定に当てはめずにこの番組を番組販売扱いでネットしていた([特例措置により開局当初からJNNのニュース取材・配信への参加が認められていた青森テレビのみ例外〔出典:青森テレビ社史『青森テレビ十年の歩み』(1978年刊行)、同『ATV20年のあゆみ』(1989年刊行)〕。])。
1984年にリニューアルし月-金曜の放送時間を19:20まで拡大して50分番組に。19時台に放送する民放のニュース番組では史上初のゴールデンタイムでの放送を実現させる。そして特集とスポーツニュースのコーナーを設置、お天気コーナーキャスター〔TBSテレビでは「お天気ママさん」を枠の統合により吸収したが、気象キャスターは「お天気ママさん」の女性キャスターを引き継がず、日本気象協会の職員が専属出演した。〕とスポーツコーナーキャスターの登場も試みる。暫く一定したものの結局1987年10月5日から月-金曜の放送時間は19:00までに短縮された。そして1990年3月30日の放送を最後に終了し、同年4月から首都圏関東地方)向けローカルニュース『テレポート6』と統合し『JNNニュースの森』に移行した〔正式には土曜を含むと同年3月31日、日曜を含むと同年4月1日を以って終了された。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「JNNニュースコープ」の詳細全文を読む




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