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高知さんさんテレビ株式会社(こうちさんさんテレビ、''Kochi Sun Sun Broadcasting, Inc.'')は、高知県を放送対象地域としたテレビジョン放送事業を行っている特定地上基幹放送事業者である。 略称はKSSだがあまり使われず、さんさんテレビ・SUNSUNといった愛称が使われることが多い。 == 概要 == コールサインはJOQX-DTV(高知)。フジテレビをキーステーションとする、FNN・FNS系列フルネットのテレビ局である。 橋本大二郎高知県知事(当時)が掲げた、初当選時の公約である「高知県の情報格差是正」を図り県の情報化を推進し、県勢発展に結び付けるという目標の下〔さんさんテレビ同様に、橋本が公約した「県内大学設置構想」に端を発する高知工科大学も1997年開学している。〕、1995年には放送免許申請が一本化され、中谷元、山本有二の地元出身代議士や野中広務自民党幹事長代理(当時)らへの支援要請を行い、フジテレビとの粘り強い交渉を経て〔「民放最後のネットワークをめぐるキー・政・財の思惑」『放送文化』 1997年2月号〕、県下では27年ぶりとなる民放テレビ局として1997年4月1日に開局した〔さんさんテレビは産業経済新聞社との資本関係はないが、1997年4月1日付の同紙の中・四国向けの版に『高知にフジテレビがやってきた』の見出しで全面広告を掲載した。なおフジ・メディア・ホールディングス、関西テレビ、テレビ新広島との資本関係がある。また、テレビ高知は産経新聞との資本関係がある。〕。当日には、FNN・FNS加盟各局制作の開局祝CMが放送された。 開局時にはフジテレビや関西テレビからも数名程度社員を現地に出向して業務対応に当たっていたほか、経費削減のため、自社では東京と大阪には支社を設けず、山形県のさくらんぼテレビと共同でフジテレビ関連会社であるフジクリエイティブコーポレーションに営業業務を委託している〔。 社名の由来は、「燦々と輝く南国の陽光」をイメージし、さらには「第3の波」という意味も込められ、また高知市弥生町の地点愛称が地球33番地とされていることである。他、設立時の資本金が33億円という由縁もあるとされる。なお、「高知さんさんテレビ」の名付け親は当時の橋本知事である〔。 高知県に民放テレビ第3局目が割り当てられた当初、フジテレビが高知県への進出に難色を示していたこともあってか、テレビ朝日系列局としての開局を目指していたものの、高知県にはテレビ朝日系列局・テレビ東京系列局は無いが、本局ではテレビ朝日系列局制作の番組を放送しておらず〔なお、高知県と同じくテレビ朝日系列局が無い地域に存在する富山県の富山テレビ、山陰2県(鳥取県・島根県)の山陰中央テレビ、佐賀県のサガテレビではテレビ朝日列局制作の番組は一部放送している。また、福井県の福井テレビもテレビ朝日系列局制作の番組は一部放送している(同県の福井放送がテレビ朝日系列とのクロスネット局のため)。〕、また、テレビ東京系列局制作の番組は後述の通りごく僅かに放送している。 デジタル放送のリモコンキーIDはキー局のフジテレビ・準キー局の関西テレビ等と同じ「8」で、フジテレビとは高知親局の物理21chも同じ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「高知さんさんテレビ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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