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DD19形ディーゼル機関車(DD19がたディーゼルきかんしゃ)は、かつて東日本旅客鉄道(JR東日本)に在籍したロータリー式除雪用ディーゼル機関車である。 1983年(昭和58年)にDD17形として1両がDD51形ディーゼル機関車からの改造によって製作され、1991年(平成3年)に標準軌への改軌改造が行われてDD19形となった。後継車両の投入にともない、2008年(平成20年)に運用を終了した。 == DD17形 == === 登場の経緯 === 当時、ロータリー除雪車の標準型となっていたDD14形ディーゼル機関車は、2基の DMF31SB-R ディーゼル機関(500 ps / 1,500 rpm)を搭載し、そのうち1基を除雪用、もう1基を走行用として使用することにより単独で排雪列車として運行することが可能な設計となっていたが、実際には排雪能力の不足や運行速度等の面から単独で使用されることはほとんどなく、後部にDD13形ディーゼル機関車やDE10形ディーゼル機関車を後押し用補助機関車(補機)として連結するか、同形のDD14形を背中合わせに連結する背向重連とし、本務機の2基の機関出力を全て排雪に使用するという機関車2両運転がほとんどであった。 排雪列車が常時機関車2両で運行されるのは、運行費用や整備費用等の経費面からみても経済的とはいえないため、機関車1両で 1,000 ps 級の除雪能力を持ち、なおかつ自走可能というDD14形背向重連並みの性能を持つ車両が望まれていた。DD53形ディーゼル機関車はほぼ同等の性能を持っているが、1982年度時点で登場から17年経過していて設計が古いこと、大型機関2基による 2,200 ps 除雪対応のために機器が大型化していて扱いづらく、またDD14形の置き換え用としては過剰性能であったこと、そして設計に起因する種々の不都合が実運用で明らかになっていたことから、DD53形の追加製造には至らなかった。当時の日本国有鉄道(国鉄)の財務状況に鑑みると車両投入費用は極力抑制したかったことなどもあり、そこで当時余剰になっていたDD51形を活用して、その507号機(1966年3月15日三菱重工業製)を鷹取工場で改造して1983年3月29日に落成したのがDD17形(DD17 1)である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「JR東日本DD19形ディーゼル機関車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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