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K2CrO4 ( リダイレクト:クロム酸カリウム ) : ウィキペディア日本語版
クロム酸カリウム[くろむさんかりうむ]

クロム酸カリウム(クロムさんカリウム、Potassium chromate)は、化学式 K2CrO4 で表される物質である。比重 2.732、融点 957 ℃。黄色の結晶、代表的な六価クロムで水に可溶。強熱すると赤色になる。日本の法令では毒物及び劇物取締法において劇物に指定されている。
== 概要 ==
工業的には二クロム酸カリウム炭酸カリウムと反応させてつくられる。酸化剤媒染剤、分析用試薬などに使用される。
: K2Cr2O7 + K2CO3 → 2 K2CrO4 + CO2
固体は硫酸カリウムと類似の結晶構造であり、四面体型のクロム酸イオンが含まれ斜方晶系に属し、その格子定数はa = 5.92Å、b = 10.39Å、c = 7.68Åである〔『化学大辞典』 共立出版、1993年〕。
水溶液はクロム酸イオンの加水分解により弱塩基性を示し、水溶液を酸性にするとニクロム酸イオンを生じて黄色からオレンジ色に変化する。
: CrO42- + H2O \rightleftarrows\ HCrO4- + OH-
: 2 CrO42- + 2 H+ \rightleftarrows\ Cr2O72- + H2O
分析化学において沈殿試薬として用いられ、銀イオンと反応して赤褐色のクロム酸銀を、バリウムイオンと反応して黄色のクロム酸バリウムを沈殿する。
: 2 Ag+ + CrO42- → Ag2CrO4
: Ba2+ + CrO42- → BaCrO4

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「クロム酸カリウム」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Potassium chromate 」があります。




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