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株式会社ケンウッド(''Kenwood Corporation'')は、かつて家庭用オーディオ機器、およびカーマルチメディア機器(カーオーディオ・カーナビゲーションなど)、無線通信機器(アマチュア無線、業務無線など)などを製造・販売していたメーカーである。ブランドステートメントは 「Listen to the Future」、本社は東京都八王子市北八王子工業団地内に所在した。 日本ビクターとの合併以降、KENWOODは株式会社JVCケンウッドの商品ブランドとして引き続き使われている。 == 設立経緯と事業遷移 == 長野県駒ヶ根市に有限会社春日無線電機商会として設立。当初は高周波コイル(ラジオ受信機の部品)製造からスタートした。山に囲まれ外来電波が届きにくい、すなわち非常に静穏でノイズが少ない電波環境である伊那谷で培った高周波技術がFMチューナー、無線機器の礎となっている(非常に高性能な電波暗室を所有することができた)。 1947年に商標をTRIOとし、1960年には社名もトリオに変更。 オーディオブーム全盛の頃には山水電気(破産済み)、パイオニア(2015年3月2日よりホームAV機器事業は全てオンキヨーの完全子会社のオンキヨー&パイオニア(旧・パイオニアホームエレクトロニクス)へ移管)と並びオーディオ御三家とされ「サン・トリ・パイ」と通称された。 また、長年アマチュア無線や受信機を手がけてきた技術を評価され「チューナーのトリオ」とも呼ばれていた。アマチュア無線機器ではアイコム、八重洲無線(のちのバーテックススタンダード前身のひとつ)と共に、三巨頭を形成していた。 2008年での主力商品は、カーマルチメディア機器、家庭用オーディオ機器、無線機器であった。カーオーディオは富士重工やホンダなどに純正オーディオとして供給した。 かつては単体のラジオ受信機、携帯電話、PHS、コードレス電話、ファクシミリ、磁気テープなどの製造、音楽レコードの制作(トリオレコード)を行っていたが、業績の不振で撤退している。 オシロスコープなどの計測機器事業は1996年より子会社のケンウッド・ティー・エム・アイ(Kenwood TMI Corp.)が開発・製造・販売を行っていたが、2002年に日本毛織へ譲渡。2006年12月1日より株式会社テクシオ(TEXIO CORPORATION)に社名変更を行っている。 デジタルオーディオプレーヤー市場には、2001年初頭にWMAフォーマット対応のCDプレーヤータイプで参入。 2005年にフラッシュメモリタイプで参入。当初はクリエイティブ社のOEM供給を受けていた。またのちにはMEDIA kegシリーズでリニアPCMレコーダーを発売したことがある(ただし2011年度をもって生産終了)。 かつて、TDKからOEM供給を受けて、コンパクトカセットを販売していた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ケンウッド」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kenwood Corporation 」があります。 スポンサード リンク
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