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KVD-1
KVD-1はソビエト連邦のイサーエフ設計局(現在の )で1960年代初頭に開発された液体水素/液体酸素を推進剤とする二段燃焼サイクルの上段用極低温液体燃料ロケットエンジンである。ソビエトの月面有人着陸計画で使用されたN-1ロケットの上段として開発された極低温燃料ロケットエンジンであるRD-56の改良版である。 KVD-1は7.5トンの推力を生み出す事が出来た。 1960年代に開発されたエンジンではあるが、ロケットエンジンの性能の指標である、比推力、推力、推力重量比を比較してもその水準は1990年代以降に他国で開発された液体水素/液体酸素を推進剤とする上段エンジンと比較しても遜色ない水準である。 == 初期の開発 == KVD-1はソビエトの月面有人着陸計画で使用されたRD-56を原型として開発された。〔 RD-56 別名11D-56エンジンはN1ロケット用として開発されたが、4回の打ち上げ失敗に伴い廃棄された。〔 後にこのエンジンの設計はインド宇宙研究機関(ISRO)に"KVD-1"の名称で$12000万ドルで売却され〔ソビエトのグラブコスモス(Glavcosmos)とISROは2基のKVD-1 エンジンの輸入とロシアからの技術の移転に合意した。〔
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「KVD-1」の詳細全文を読む
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