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KZOO(けい・ずー)はアメリカ合衆国ハワイ州内で日本人・日系人向けに24時間放送している日本語AMラジオ局である。ハワイ州内4島(カウアイ島、オアフ島、マウイ島、ハワイ島)で聴取可能であり、周波数は1210kHz〔ハワイはアメリカ本土と同じく国際電気通信連合第2地域に属するため、周波数の刻みは10kHzステップ。〕で出力は1kWである。 対象は主にハワイに住む日本語話者や日本からハワイを訪れる旅行者であり、ニュース、音楽及び情報源等を日本語で発信している。 == 開局の経緯 == 1963年にハワイ州ホノルルで日本語ラジオ放送局として開局。 ハワイ日系人社会のメディアの歴史は長く、既に明治期からいくつもの新聞が発行されており、当然のこととしてラジオ番組の誕生もが期待され、また、既存の英語局の時間枠が、日本人商店、日本人商会などのスポンサードによって、日本語番組にあてられた。1950年代後半、日本語番組は徐々に消え始め、これを憂慮した日系人から「日中日本語で放送できる局を探そう」、「日本語放送を統合して日本語専門局を開局しよう」という気運が高まり本格的な日本語専門放送局設立への動きが生まれた。その後、各局でバラバラに放送されていた日本語番組のスタッフが集まり、1959年12月開局運動に熱心に動いていたフーバー立石をマネージャーに「KOHO日本語放送局」開局。 1960年代に入って立石がリーダーとなってストライキを実施。そのため局を追放され退社。立石は共に社を去ったスタッフを支援し「KIKI放送局」で午後7時から連夜4時間の「Cherry Blossom Hour」を実施。 1962年、ホノルルでラジオ局経営の経験を持つMary Wongが、新たにKZOOのライセンスを取得。ラジオ局設立のため、スパーク・マツナガ上院議員(民主党)とともにワシントンD.C.に移って行政補佐官に就いていた立石は、これを期にホノルルに戻り、Wongと交渉し、1963年10月18日に日本語新聞「ハワイ報知」のニュース提供によるフルタイム日本語放送局を開局。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「KZOO」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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