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K級軟式飛行船(Kきゅうなんしきひこうせん、)とはアメリカ海軍が使用した軟式飛行船である。製造はオハイオ州アクロンに所在したグッドイヤー航空会社による。これらの軟式飛行船は、船体下部に船室を設けており、この船室側面のアウトリガーには空冷エンジンを備えていた。第二次世界大戦の前には135隻のK級軟式飛行船が建造されて警備網と対潜水艦戦の備えを構成しており、アメリカ海軍は大西洋と太平洋地域の広い範囲で本級を対潜任務に投入した。134隻が建造され、38時間12分の滞空能力を持つ。 == 開発 == K級軟式飛行船の設計はアメリカの大不況による緊縮期に計画された。1937年、K-2飛行船がグッドイヤー社に発注された。これはL-1飛行船を購入する契約の一部であった。L級軟式飛行船はグッドイヤー社の生産する標準的な広告用・旅客用の飛行船であった。K-2は将来、K級軟式飛行船を購入するにあたっての試作機であった。1938年12月6日、K-2はオハイオ州アクロンで初飛行し、12月16日にはニュージャージー州のレイクハースト海軍航空基地に配備された。K-2の船体が持つ容量は11,440立方mであり、その時点でアメリカ海軍の保有するどの軟式飛行船よりも巨大だった。K-2は試作艦として広範に飛行し、何であれ任務が要求する新型の装備や、技術、性能の実証試験を繰り返した。第二次大戦中には任務に哨戒を加えた。 1940年10月24日、アメリカ海軍はグッドイヤー社に6隻の飛行船(K-3飛行船からK-8飛行船)製造の契約を与えた。これらはグッドイヤー ZNP-Kと呼称が指定されていた。これらの軟式飛行船は哨戒と護衛用途に設計されており、1941年後半から1942年前半にかけて海軍へ届けられた。K-3からK-8まではK-2の設計に小規模な変更が加えられたのみであり、大きな修正点はエンジンをプラット・アンド・ホイットニー R-1340-16sからライト R-975-28sに変更したことである。ライト製のエンジンとプロペラの構成は極端な騒音を生じ、後のK級軟式飛行船ではプラット・アンド・ホイットニーのエンジンに再換装された。この後にも、一連のK級軟式飛行船の発注が続いた。1942年10月14日にK-9からK-30までの21隻の飛行船の生産が追加された。1943年1月9日にはさらに21隻が追加され、K-31からK-50となった。K-9からK-13の船体の容量は11,780立方mに増量され、その後さらに配備された飛行船は12,035立方mの船体を用いた。K級軟式飛行船の最後の契約は1943年中ごろに与えられ、89隻が発注された。この契約からは後に4隻がキャンセルされた。残りの配備された飛行船は呼称をK-51からK-136まで割り当てられた。ただ、K-136に指定された操縦用の船室はK-113に転用された。K-113用の船室は火事で焼失したためであった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「K級軟式飛行船」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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