翻訳と辞書
Words near each other
・ K空間
・ K端末エミュレータ
・ K級巡洋艦
・ K級潜水艦
・ K級潜水艦 (アメリカ海軍)
・ K級潜水艦 (イギリス海軍)
・ K級軟式飛行船
・ K級駆逐艦
・ K絶滅
・ K自動車
K自明集合
・ K複合波
・ K車
・ K近傍法
・ K選択
・ K部隊
・ K関数
・ L (ORIGINAL LOVEのアルバム)
・ L (スティーヴ・ヒレッジのアルバム)
・ L (曖昧さ回避)


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

K自明集合 : ミニ英和和英辞書
K自明集合[けいじめいしゅうごう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

自明 : [じめい]
  1. (adj-na,n,adj-no) obvious 2. self-evident 3. axiomatic 4. self-explanatory 
: [しゅう]
 【名詞】 1. collection 
集合 : [しゅうごう]
  1. (n,vs) (1) gathering 2. assembly 3. meeting 4. (2) (gen) (math) set 
: [ごう]
 【名詞】 1. go (approx. 0.18l or 0.33m) 

K自明集合 : ウィキペディア日本語版
K自明集合[けいじめいしゅうごう]
数学においてある自然数の集合がK自明集合(Kじめいしゅうごう、)であるとは、
そのを2進文字列と見た時に記述しやすいことを言う。
すなわち、その接頭コルモゴロフ複雑性が可能な限り低く,計算可能集合のそれに近いことを言う。
は1975年に計算不可能なK自明集合の存在を示した。
によれば、ランダムな集合の始切片は高い複雑性を持つ。
つまり、K自明集合はランダムからかけ離れているということである。
そのため、ランダムネスの理論で研究されており、
計算可能性理論計算機科学におけるアルゴリズム情報理論とも関わりがある。
K自明集合は計算可能に近いという性質ももつ。
例えば、それらはすべてである、つまり、そのチューリングジャンプ停止問題真理表還元可能である。
また、を形成する、つまり、上限に関して閉じていて、チューリング還元に関して下に閉じている。
== 定義 ==

''K''を接頭コルモゴロフ複雑性とする、
すなわち、ある文字列''x''に対して、''K(x)''を接頭普遍機械のもとで''x''を出力する入力の最小の長さとする。
そのような機械は、直感的には、普遍的なプログラム言語で、有効なプログラムにさらに文字列を付け加えたものは有効でないようなものを表している。
''K''に関する背景としては、例えばチャイティンの定数などがある。
自然数の集合''A''が自然数の定数''b''によりK自明集合であるとは、
:\forall n K(A\upharpoonright n)\leq K(n)+b
が成立することを言う。
ある集合がK自明集合であるとは、ある定数によりK自明であることを言う〔A. Nies (2009). Computability and Randomness, Oxford Science Publications, ISBN 978-0199230761〕〔Downey, Rodney G., Hirschfeldt, Denis R. (2010), "Algorithmic Randomness and Complexity", ISBN 978-0-387-68441-3〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「K自明集合」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.