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LA音源(エルエーおんげん)1987年発売のシンセサイザーD-50に搭載されたローランド初のフルデジタル音源。 LA音源は''Linear Arithmetic''の頭文字をとったもので、アナログシンセサイザーと同じように直感的な音作りを目指し、FM音源のわかりにくさを克服した新しいデジタル音源として多くの支持を集めた。 また、2004年3月にはVariOS/V-Synthを完全な形でD-50に置き換えるV-Card VC-1も発売され、LA音源は現役のシンセサイザー音源として最前線に復帰することとなった。 == 背景 == 1983年にFM音源を搭載したフルデジタルシンセサイザーであるDX7およびDX9が登場。コストパフォーマンスの高さと、それまでのシンセサイザーの限界を打破するものとして大ヒットし、急激にアナログシンセサイザーの陳腐化が進んだ。 一方で、FM音源の可能性と柔軟性を使いこなすには全く新しい概念を理解する必要があるなど難易度が高く、これがシンセサイザー本来の役割である音の合成という機能から、ユーザーの目を遠ざける事に繋がった。さらに、FM音源のパラメータと音色の変化には指数関数的な変化があるため直感的に分かりにくく、目的とする音色に到達するためにはかなりの熟練を要していた。 そこでローランドは、アナログシンセサイザーのような直感的な音作りと、FM音源のような複雑な倍音構成の波形の合成を両立できるデジタル音源の開発に取り組み、誕生したのがLA音源である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「LA音源」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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