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L/Cカー(''LC Car'')とは、近畿日本鉄道のロングシート・クロスシートの両方に転換可能なタイプの座席であるデュアルシートを設置した通勤用一般車両につけられた愛称。 標準軌の幹線で快速急行・急行などで運転されており、その用途から急行用車両とカテゴライズされることもあるが、実際の運用では各駅停車 (普通列車) や準急・区間準急にも使用され、種別を問わず運用されている。全て片側4扉車であるため、編成両数が同一であれば通勤用片側4扉ロングシート車両と同一の運用に組まれていることが多い。大阪線と名古屋線に配置される編成には長距離列車や団体貸切運用を考慮してトイレを装備した車両が編成中に1両 (大阪線所属の5820系は2両) 連結されている。 改造車と新造車では種車の車体設計が異なるため、車両定員や冷房装置、車端部ロングシートの配置に微妙な差異があるものの、全車両に共通する部分としてドア間中央のデュアルシートは両側3列が3組、車端部はロングシートとした座席配置となっており、乗降扉の両側に手すりを兼ねた仕切り壁が設置されている。新造車は全てバリアフリー対応車両 (大阪線所属の5820系は車椅子対応トイレも装備) であり、改造車も順次車椅子スペースの設置を行っている。 狭義では5800系・5820系電車を指すが、広義では以下の4形式から構成される。2015年4月1日現在、広義も含めると4両編成7本 (28両)、6両編成14本 (84両) の合計112両が在籍している〔『鉄道ファン』2015年8月号 交友社 「大手私鉄車両ファイル2015 車両配置表」〕。 *試作改造L/Cカー - 2610系2621F (名古屋線所属〔) *量産改造L/Cカー - 2610系2626F・2627F (名古屋線所属〔) *量産改造L/Cカー - 2800系2811F・2813F・2815F (名古屋線所属〔) *新造L/Cカー - 5800系 (奈良線、大阪線、名古屋線所属〔) *新造L/Cカー(シリーズ21) - 5820系 (奈良線、大阪線所属〔) 1996年10月1日に「L/Cカー・デュアルシート」は通商産業省選定のグッドデザイン商品(輸送機器部門)に選定されている。なお、鉄道車両のシートが選定されたことは、通商産業省が1957年にグッドデザイン(Gマーク)商品選定制度を創設して以来初めてのケースである。 == 脚注 == 〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「L/Cカー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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