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LGA775はインテル製CPUのソケットの一つ。Socket Tともいう。 775本のピンがあり、同数の電極があるLGA(ランド・グリッド・アレイ)パッケージを採用したCPUを受け入れる。 インテル製品において、後期のPentium 4およびPentium D、Core 2シリーズ、または同世代のCeleronシリーズにおいて使用された。 LGAパッケージは従来のCPU側にピンがあるPGA-ZIF形式とは違い、ソケット側にピンがある形式に変更されている。これによって、CPUクーラーを取り外す際にCPUがヒートシンクに固着しCPU側のピンを破損するという事故はなくなった(この事故は、先にソケットのレバーを解放しておき、シンクごとプロセッサを外してしまうという方法で回避できる。Pentium 4はヒートスプレッダを装着しているので、その後で、マイナスドライバーで剥がせば危険は少ない)が、反面ソケット側に用意されたピンはより繊細な扱いを必要とするようになった。 "Socket T"の"T"は、第五世代Pentium4として開発されていたが開発を中止してしまったプロセッサの、コードネーム"Tejas"(テハス)に由来する。 == 採用したCPU == 括弧内は各CPUの開発コードネーム。 *Pentium 4 505J, 506, 520から570, 520Jから570J, 521から571(''Prescott'') *Pentium 4 630から670, 662から672(''Prescott-2M'') *Pentium 4 631から661(''Cedar Mill'') *Celeron D 325Jから345J, 326から351(''Prescott'') *Pentium 4 Extreme Edition 3724MHz(''Prescott'') *Pentium 4 Extreme Edition 3400または3466MHz(''Gallatin'') *Pentium D 805, 820から840(''Smithfield'') *Pentium Extreme Edition 840(''Smithfield'') *Pentium D 915, 925, 920から960(''Presler'') *Pentium Extreme Edition 950または960(''Presler'') *Core 2 Duo E4300から4700, E63x0から67x0(''Conroe, Allendale'') *Pentium Dual-Core E21x0から22x0(''Conroe'') *Celeron Dual-Core E1x00(''Conroe'') *Core 2 Extreme, X6800(''Conroe'') *Core 2 Quad, Q6x00(''Kentsfield'') *Core 2 Extreme, QX6xx0(''Kentsfield'') *Core 2 Duo E72x0から86x0(''Wolfdale'') *Pentium Dual-Core E5x00から6x00(''Wolfdale'') *Celeron Dual-Core E3x00(''Wolfdale'') *Core 2 Quad, Q8xx0, Q9xx0(''Yorkfield'') *Core 2 Extreme, QX9650, QX9770(''Yorkfield'') *Xeon 3000 系 (''Conroe, Kentsfield, Wolfdale, Yorkfield'') 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「LGA775」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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