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LLVM : ウィキペディア日本語版
LLVM

LLVM とは、コンパイル時、リンク時、実行時などあらゆる時点でプログラムを最適化するよう設計された、任意のプログラミング言語に対応可能なコンパイラ基盤である。当初は、LLVM の名称の由来は、Low Level Virtual Machine (低水準仮想機械) の略であるとしていたが、現在は、何の頭文字でもないとしている〔The LLVM Compiler Infrastructure Project 〕。
==概要==
LLVM は、JavaJava VMの関係のように、まず仮想機械をターゲットとした中間コード(ビットコード)を生成し、その仮想機械向けコードを特定のマシンの機械語に変換する。この時言語やプラットフォームとは独立した最適化を行う。この方法によってLLVM は言語からもアーキテクチャからも独立しており、それぞれに特化した、プログラミング言語固有のモジュールと、マシン向けコード生成部を用意することにより様々な言語アーキテクチャーに対応する。
LLVM は積極的にプロシージャ間最適化を行うとともに、静的コンパイラとしてもJITコンパイラとしても使え、開発の様々な段階で使える多数の部品を持っている(JavaバイトコードMSILフロントエンド、Pythonフロントエンド、グラフ彩色式のレジスタ割り付けモジュール、など)。JITコンパイラの場合、実行時に不要な静的分岐を最適化する機能があり、これはプログラムが様々な実行時オプションを持っている場合、強力な最適化手法(部分評価)となる。このため、Mac OS X 10.5ではこれを使ってハードウェア機能がない場合にOpenGLパイプラインを実現している。
LLVM自体はC++で書かれており、イリノイ大学2000年に開発が開始されたものである。ライセンス条件はUniversity of Illinois Open Source License〔The University of Illinois/NCSA Open Source License (NCSA) - Open Source Initiative 〕であり、これはBSDライセンスによく似たOSI認証ライセンスである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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