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LMMS (Linux MultiMedia Studio) はLinuxを基盤とした計算機環境においてFL Studioに類似する機能を提供するDAWである。GPLライセンスの下で配布されるオープンソースソフトウェアでもあり、公式サイトから無料でダウンロードして利用することが可能である。 このソフトには沢山のソフトウェア・シンセサイザーが付属しており、その他SoundFont等の音源を利用できる。打ち込みにはMIDIキーボードあるいはマウスでピアノロールに演奏情報を入力することによって、音楽作品を制作する事ができる。 どのようなジャンルの音楽作品でも制作可能だが、ユーザーインターフェース設計の関係上、同様な音形の繰り返しで構築されるミニマル・ミュージックの制作に適している。公式には、テクノやハウス等のクラブ向けダンスミュージックの制作を志向している。 == 概要 == LMMSはソフトウェア・シンセサイザーとその他のプラグイン、これらのプリセットやサンプルファイル、そしてインポートしたスタンダードMIDIファイル(Standard MIDI File、SMF)を扱うことができる。完成した曲はLMMS専用プロジェクトファイルの形式である、拡張子が.mmpzのファイルで保存される。最終的にはWAV形式かOgg Vorbisでエクスポートする事が出来、SoundCloudなどへのアップロードを可能な形式にする。 2016年2月16日にリリースされたβ版のバージョン1.2.0-RC1ではプロジェクトファイルをスタンダードMIDIファイル(Standard MIDI File、SMF)形式でエクスポートする機能が追加された。 将来的にはトラッカー・シーケンサープログラム(パターン・チャンネル・サンプル・ソング・エフェクト管理)やそれらのパワフルなシンセサイザーやサンプラーも含む予定である。更に、ほとんど全ての(インストゥルメントを含む)コントロールを近代的なミキシングデスクのフェーダーを動かし、オートメーション機能を活用する事によって自動化できる。 LMMSはVSTを使うことができるが、Linux上でVSTi、VSTeを利用する際はWine経由で利用可能としている。 新しいヴァージョンが現在活発に開発されており、主に焦点は新しいQt4 GUIにおいてのソフトウェア間の移植に置かれている。この開発は、LMMSをQt4がサポートされるMicrosoft Windowsを含む全てのプラットフォームで動作させる事を可能にする。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「LMMS」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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