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launchdはデーモン、アプリケーション、プロセス、スクリプトの起動・停止・管理を行う、オープンソースのサービス管理フレームワークである。アップルのDave Zarzyckiによって作られ、Mac OS X Tiger(Mac OS X v10.4)で導入された。Apache Licenseのもとで公開されている。 launchdデーモンは基本的に以下を置き換えるものである: * init * rc * init.dスクリプト * rc.dスクリプト * SystemStarter (Mac OS X) * inetd * xinetd * atd * crond * watchdogd アップルはlaunchdを推進し、上記のすべてのサービスを廃止するとした。 これらのデーモンが扱っていたほとんどのプロセスが、Mac OS X v10.4でlaunchdに移行された。すべてのlaunch serviceを一つのプログラムに統合することで、launchdは遅いコンピュータでもブート時間を著しく短くする。 ==コンポーネント== launchdシステムには、launchdとlaunchctlという二つの主なプログラムがある。 ''launchd''はシステムレベルとユーザレベルの両方でデーモンを管理する。xinetdと同様に、launchdはオンデマンドでデーモンを起動できる。またwatchdogdのように、デーモンが確実に動作しつづけているかを監視する。Mac OS X において、launchdはPID 1としてinitのかわりにブート時のシステムの開始を取り扱う。 設定ファイルはlaunchdが実行するサービスのパラメータを定義する。約30の設定可能なキーをもつプロパティリストファイルが、ライブラリフォルダ以下のLaunchAgentsとLaunchDaemonsというサブディレクトリに置かれる。 ''launchctl''はデーモンのロードとアンロード、launchdが管理するジョブの開始と停止、launchdや子プロセスのためのシステム利用統計の取得、環境設定に使用されるコマンドラインアプリケーションである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Launchd」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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