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LiAlH4 ( リダイレクト:水素化アルミニウムリチウム ) : ウィキペディア日本語版 | 水素化アルミニウムリチウム[すいそかあるみにうむりちうむ]
水素化アルミニウムリチウム(すいそかアルミニウムリチウム、lithium aluminium hydride)は、組成式 LiAlH4 で表されるアルミニウムのヒドリド錯体で無機化合物の一種であり、ケトン、アルデヒド、アミド、エステルなどの還元に用いられる。粉末状の強い還元剤であり、水と激しく反応し水素を発生するため、使用する際はジエチルエーテルなどの脱水溶媒を用いる必要がある。LAH (ラー)という略称がよく用いられる。 == 反応性 == LAH は非常に強力な還元剤である。水素化ホウ素ナトリウム (NaBH4) も還元剤として知られているが、LAH の方がはるかに強力である。これは Al−H 結合が B−H 結合に比べて弱いためである。エステルや、ケトン、アルデヒドをアルコールへ、アミド、ニトリル、ニトロ化合物をアミンへと還元する。 ジエチルエーテルから再結晶した純粋な LAH は白色固体であるが、市販品はアルミニウムの混入により灰色をしていることが多い。空気に晒されても白色を保っているものは、水蒸気と反応した結果生成した水酸化リチウムと水酸化アルミニウムが表面を覆っていると考えられる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「水素化アルミニウムリチウム」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Lithium aluminium hydride 」があります。
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