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Linux-VServer : ウィキペディア日本語版
Linux-VServer

Linux-VServer は、LinuxカーネルOSレベルの仮想化機能を追加することで実装されたバーチャル・プライベート・サーバオープンソースソフトウェアとして開発・配布されており、GNU General Public License (GPL) でライセンスされている。
== 概要 ==
プロジェクトの創始者は Jacques Gélinas。現在はオーストラリアの Herbert Pötzl が保守しており、負荷分散の実装を行っている Linux Virtual Server プロジェクトとは無関係である。
Linux-VServer はjail機構であり、コンピュータシステムの各種リソースファイルシステム、CPU時間、ネットワークアドレス、メモリなど)をセキュアに分割でき、プロセスは自身の存在するパーティション以外に対してDoS攻撃の影響を与えることができない。
各パーティションを「セキュリティコンテキスト」と呼び、その中で動作する仮想化されたシステムを「バーチャル・プライベート・サーバ」と呼ぶ。セキュリティコンテキストに下降するための chroot のようなユーティリティが用意されている。バーチャル・プライベート・サーバのブートは、単に新しいセキュリティコンテキスト内で init を起動すればよい。同様にシャットダウンするには、そのセキュリティコンテキスト内の全プロセスを停止すればよい。各コンテキストでLinuxディストリビューションを修正なしでブート可能であり、DebianFedora Core を並行動作させることができる。
バーチャル・プライベート・サーバは一般にWebホスティングサービスに利用され、顧客アカウントの分離、リソースのプーリング、潜在的セキュリティ違反の封じ込めなどに有効である。インストールにあたって領域を節約するため、各バーチャル・サーバのファイルシステムは「テンプレート」ファイルシステムのコピーオンライトハードリンクのツリーとして構築される。そのハードリンクはファイルシステムの特殊な属性付きであり、書き込み時にセキュアかつ透過的にファイルの実際のコピーに置換される。
Linux-VServer には、2.6系カーネル向けの安定版 (2.2.x) と開発版 (2.3.x) があり、2.4系カーネル向けには安定版のみがある。安定版に grsecurity パッチを統合したブランチもある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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