翻訳と辞書
Words near each other
・ loiter
・ loiter along
・ Loituma
・ Lojban
・ Lokahi Lani
・ Loki Software
・ LOL
・ Lol
・ Lol (ISO 639)
・ LOL!
・ Lola
・ Lola Creton
・ Lola Flores
・ LOLA PRUSAC
・ Lolcat
・ LOLI.COM
・ Lolifox
・ loll
・ Lollapalooza
・ LOLLiPOP


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

Lola : ウィキペディア日本語版
Lola

Lola は、同期デジタル回路を記述するよう設計された単純なハードウェア記述言語ニクラウス・ヴィルトが開発した言語で、チューリッヒ工科大学の教授時代に計算機科学の学生にFPGA上のデジタル設計について教える道具として作ったものである。
Lola ではハードウェア部品の構造と機能を静的に記述し、部品間の接続を記述する。Lola のテキストは宣言と文から構成される。信号設定の形で論理回路レベルでハードウェアを記述する。信号は演算器を使って統合され別の信号となる。信号とその割り当ては型としてグループ化される。型のインスタンスがハードウェア部品となる。を他の型の組み合わせで構成することもでき、それによって階層的設計が可能で、ジェネリックプログラミングの一種ということもできる(例えば、ワード幅の回路をパラメータ化するなど)。
以上のような概念は下記の例(二進加算器回路)に示されている。まず基本構成要素(TYPE Cell)が定義され、次にその Cell を使ってワード幅 8 ビットのカスケードを宣言し、最後に複数の Cell を相互接続する。ここで定義されている MODULE Adder はより高次の設計の構成要素として使用可能である。

MODULE Adder;
TYPE Cell; (
* Composite Type
*)
IN x,y,ci:BIT; (
* input signals
*)
OUT z,co:BIT; (
* output signals
*)
BEGIN
z:=x-y-ci;
co:=x
*y+x
*ci+y
*ci;
END Cell;
CONST N:=8;
IN X,Y:BIT; ci:BIT; (
* input signals
*)
OUT Z:BIT; co:BIT; (
* output signals
*)
VAR S:Cell; (
* composite type instances
*)
BEGIN
S.0(X.0, Y.0, ci); (
* inputs in cell 0
*)
FOR i:=1..N-1 DO
S.i(X.i,Y.i,S.co); (
* inputs in cell i
*)
END;
FOR i:=0..N-1 DO
Z.i:=S.i.z;
END;
co:=S.7.co;
END Adder.

ヴィルトは、自著 ''Digital Circuit Design'' で Lola のユーザーから見た説明を行っている。Lola コンパイラの中身の詳細はヴィルトの技術レポート ''Lola System Notes'' にある。デジタル設計に関するツール全体の概要は技術レポート ''Tools for Digital Circuit Design using FPGAs'' にある(Lola に関するレポート ''Lola: An Object-Oriented Logic Description Language'' も含まれている)。
== 外部リンク ==

*Lola language page チューリッヒ工科大学


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Lola」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.