|
ルルエンタープライズ() はアメリカ合衆国の自費出版会社である。 CEOは Red Hat の共同創立者のボブ・ヤングで、「ルル」は並外れた人物、物、アイデアをさす古語・概念に由来する。ユーザーは書籍や写真、音楽、自作ソフトウェアなどをオンラインストアの「Lulu.com」に出品し、オンデマンド印刷で出版する事ができ、他のユーザーの作品を購入することも出来る。なお報道では、会社名より「Lulu」というブランド名で呼ばれることが多いようである。 == LuLu.com == Luluはウェブサイトでクリエーターに自分の本や音楽、オーディオ・ファイル、ビデオやデジタル・イメージを出版するツールを提供している。他のウェブベースのオンデマンド印刷会社と比べてLuluが独特なのは、著者にセットアップ料金を求めない事である。技術サポートを電子掲示板やライブチャットに限定することで、基本的なサービスの大半を無料にしている。 出版の操作はLuluのウェブサイトで行い、オンデマンド印刷は世界中のサードパーティ企業が行う。著者は出版に関する情報を入力し、対応フォーマットで素材をアップロードし、製本やその他のオプションを選んで、一部単位の希望利益を設定する。LuluはドキュメントをPDFに変換し、収益と印刷コストを乗せて、小売価格を算定する。収益の取り分は著者が80%、Luluが20%である。ただしLuluには印刷や販売の独占権はないので、著者には完全な著作権とコンテンツの創造的な制御権が残る。著者は直接販売する為に、自分の書籍を割引価格で注文できるが、自分で大規模な卸売りを行うほどは安くない。オプションサービスとして、ISBNの割り当てや他の書店への卸売り、電子出版を利用することも出来る。Luluは原則として著者の書籍を市場で宣伝・販売しないが、追加サービスによっては展示会などに出品する場合もあるらしい。日本にはLuluと契約しているオンデマンド印刷のサードパーティ企業がないので、製本する場合はアメリカからの発送となる。amazon.comで購入できる商品もあり、日本語で書かれて出版されている商品も少しある。2000年代後半からプロの作家の出品も始まり、John Edgar Wideman、Cory Doctorow、Warren Ellis、David Thorne、 Kevin Powellなどが出品していると言う〔〔。 ;ルル・ブルッカー賞:Luluが後援する文学賞で、ブログやウェブサイトを元に印刷・製本された英語の書籍(ブルック)に与えられる。フィクション部門、ノンフィクション部門、コミックス部門があったが、2007年で終了したようである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ルルエンタープライズ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Lulu (company) 」があります。 スポンサード リンク
|