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外部からM-2002のコードネームで認識される暴風号または暴風虎(発音はどちらも同じ、ポップンホ)は、1990年代に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が開発したとされる戦車である。 == 概要 == 1990年代初頭、朝鮮人民軍はT-55・59式戦車をはじめ、T-62をライセンス生産した天馬号 / 天馬虎(チョンマホ)を配備していた。一方、北朝鮮の事実上の敵国である大韓民国はK1を開発、大規模な配備を始めたことに刺激され、1990年代に入って、朝鮮労働党の下に置かれる第2経済委員会と第2国防科学院により、T-62を基に開発が始まったとされる。 2002年2月16日には、平壌郊外で新型戦車の性能試験を行ったことが朝鮮中央放送のテレビ番組で発表され、アメリカ国防総省は、この新型戦車にM-2002の仮称を与えた。 咸鏡南道・新興のリュ・ギョンス〔金日成とともにパルチザン抗争を行った柳京洙(後に第105戦車師団長)を記念したもの。〕戦車工場で2002年から生産されているとされる。 2010年2月、北朝鮮国内向け放送にて新型戦車の動画が再び公開され、4月に大韓民国の韓国放送公社第2チャンネルが朝8時のニュース番組で、この映像を受信した動画を放映した。画面にはT-72とは異なる戦車が一台で走行していた〔KPAJOUNAL Vol.1,No.4 - 2010/8/28閲覧〕。この時公開された画像では、戦車側面の転輪が、画像が悪い、回転している、砂埃、などで不鮮明ながらも、T-55 - T-62系列のスターフィッシュ型転輪に見えることも、この新型戦車がT-62を基に開発されたことを裏付けている。 その後、同2010年に行われた軍事パレードに大挙して登場。パレードに招待された北朝鮮国外のメディアにも大々的に公開された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「M-2002」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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