|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 戦 : [いくさ] 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight ・ 戦闘 : [せんとう] 1. (n,vs) battle 2. fight 3. combat ・ 車 : [くるま] 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel
M1戦闘車(M1せんとうしゃ、M1 Combat Car)とは、アメリカ陸軍の軽戦車。改良型にM2戦闘車がある。1940年にM1A1/M1A2軽戦車となる。 == 開発経過 == M1戦闘車は、アメリカ陸軍の早急な機械化を望んだダグラス・マッカーサーの要求により、アメリカ陸軍の騎兵科用戦車として、イリノイ州のロック・アイランド造兵廠にて1933年に開発が開始され、1934年に最初の試作車であるT5戦闘車が、1936年に直接の原型となるT5E2戦闘車が完成した。 T5戦闘車は、歩兵科用戦車として1933年に開発されたT2軽戦車と同じく、T1E4軽戦車を母体とする発展型である。これは財政的に歩兵科と騎兵科で全く異なる車輌を新規に開発することができなかったためである。 *T1E4軽戦車(1932年)→T2軽戦車(歩兵科、リーフスプリング・サスペンション方式、1933年)→T2E1(制式名:M2A1)軽戦車(歩兵科、VVSS方式、1935年末) *T1E4軽戦車(1932年)→T5戦闘車(騎兵科、VVSS方式、1934年)→T5E2(制式名:M1)戦闘車(騎兵科、VVSS方式、1936年) T1E4、T1E6、T2の各軽戦車は、イギリスのヴィッカース 6トン戦車の設計の影響を受けていた(よってその子孫であるM1/M2戦闘車やM2/M3/M5軽戦車も受けていた)。T2軽戦車まではリーフスプリング・サスペンション方式であったが、T5戦闘車はVVSS(垂直渦巻スプリング・サスペンション)方式を採用し、T2軽戦車との比較の結果、VVSS方式の方が優れていると判断されたため、T2軽戦車の改良型のT2E1軽戦車(後に制式化され、M2A1軽戦車となる)にもVVSS方式が採用されることになった。 1937年から軍に導入され、1943年まで使用された。1920年の国家防衛法により、「戦車」は歩兵科の管轄とされたので、騎兵科用に「戦闘車」(Combat Car)という分類が設けられた。実質的には戦車である。追跡や追撃や偵察任務のために、武装や装甲よりも、軽量さと速度が重視された設計となっている。 1940年6月に機甲科が創設され、7月10日に機甲師団が創設され、陸軍の(実質的な意味での)戦車はこの組織が一元的に運用することになり、歩兵科用「戦車」と騎兵科用「戦闘車」の区分が無くなり、8月22日に軽戦車に分類変更された。分類変更時に、M2戦闘車はM1A1軽戦車に、M1戦闘車とM1A1戦闘車はM1A2軽戦車に、改称された。M1軽戦車ではなくM1A1軽戦車から始まっているのは、これ以前に、T1E1軽戦車を制式化した(ただし、1928年1月に制式化されたものの、わずか二ヵ月後に制式化を取り消された)M1軽戦車が存在したからである。 各型、車体前方右側に、副武装としてM1919A4 7.62 mm 機銃を備える。車体前面左側に操縦手、車体前面右側に副操縦手兼機銃手が位置する。車体と砲塔の装甲は溶接技術が未熟であったためにリベット留めであった。砲塔は人力旋回方式であった。 エンジンは、練習機に使われていた、コンチネンタル社製 R-670-3、-3C、-5、もしくはW-670-7、-8、からいずれかの空冷星型7気筒4サイクルガソリンエンジンを採用、もしくはギバーソン社製 T-1020 空冷星型9気筒ディーゼルエンジンを採用した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「M1戦闘車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|