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M202ロケットランチャー : ミニ英和和英辞書
M202ロケットランチャー[えむ202ろけっとらんちゃー]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

M202ロケットランチャー : ウィキペディア日本語版
M202ロケットランチャー[えむ202ろけっとらんちゃー]

M202 FLASHFlame Assault Shoulder Weapon)は、第二次世界大戦以前の火炎放射器を代替する焼夷兵器として1960年代に開発されたアメリカ製の携行ロケットランチャーである。M202は、ベトナム戦争で試験運用された試作のXM191 ナパームロケットランチャーを基に設計された。
== 概要 ==
M202A1には、4つのチューブに66mmの焼夷ロケットが装填される。M74 ロケットは、約0.61kgの燃焼剤が入ったM235 弾頭を装備。この燃焼剤はナパームと誤解されるが、実際には増粘自然発火剤(thickened pyrophoric agent, TPA)である。
このTPAは、トリエチルアルミニウム(TEA)をブチルゴムによって増粘させたものである。有機金属化合物であるTEAは自然発火性をもち、空気中に曝露すると1,200°Cの温度で燃え上がる。この燃焼はアルミニウムのために強い白色の光を発し、ガソリンやナパームより高温である。この光は非常に激しく、距離によっては直接火に晒されずとも熱放射だけで火傷を引き起こす。
ロケットの口径は同時代のM72 LAW戦車ロケットランチャーと共通であり、焼夷弾ではなく成形炸薬弾を搭載した対戦車ロケット弾を発射することも可能である(実際にXM191ではそうであった)が、結果的にはそのような弾薬はM202には開発されなかった。
この兵器は、右肩に載せ発射する設計であり、立射、膝射、伏射のどれも可能である。射撃後は4発まとめたロケットを装填することで再使用可能。
以下の表は目標に応じてM202が5割の命中弾を期待できる距離である。
*バンカー開口部:50m
*:125m
*銃架ないし通常車両:200m
*分隊規模の部隊陣形:500m
この5割の確率は、4発同時発射した場合という仮定のものである。
標準的には大隊司令部に9つが配備されていたが、一般的には必要に応じて小銃小隊につき1つ配備された。ほとんどの携行ロケットランチャーと同様に専門の射手は存在せず小銃手が通常の装備に加えて携行する。これが代替したM2火炎放射器よりかなり軽量にはなったが、依然として大きくかさばり弾薬も信頼性にかけていた。結果としてこの兵器はほとんど運用されることはなくなってしまったが、一応は米軍の装備品として残っている。
最近では米軍が焼夷弾だけでなくサーモバリック爆薬も用いるようになった。アフガニスタンへ派遣された米軍の棚卸物資にM202A1が記載されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「M202ロケットランチャー」の詳細全文を読む




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