翻訳と辞書
Words near each other
・ M20
・ M203
・ M21
・ M21M
・ M22
・ M23
・ M23 MBC
・ M231 FPW
・ M24
・ M24 SWS
・ M240
・ M242
・ M249
・ M25
・ M2501 HIGH-SPEED
・ M256A1
・ M26
・ M26 MASS
・ M27
・ M27 IAR


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

M240 ( リダイレクト:M240機関銃 ) : ウィキペディア日本語版
M240機関銃[えむ240きかんじゅう]

M240機関銃(M240きかんじゅう、M240 Medium Machine Gun)は、アメリカ軍で使用されている、7.62x51mm NATO弾を使用する中量級の汎用機関銃である。


== 概要 ==
基本的には、NATO加盟国軍が採用しているFN MAGアメリカ軍向けに改修設計したもので、他の機関銃と違い、まず同軸機銃として採用され、後に歩兵用に採用されたという経緯を持っている。
1970年代から使用され始め、歩兵部隊戦車の同軸機銃、車両・ヘリコプター・舟艇への搭載用まで幅広く運用されている。中量級の機関銃としてはもっとも軽く、高い信頼性を持っている。また、結果的にNATO諸国との火器の標準化を果たしたこととなり、これらの点が高く評価されている。
M240の制式名はシリーズ全体を識別するために割り振られている。しかし、この他にも特殊モデルや同軸機銃モデルが存在する。多数の派生形が運用に就いているが、大まかには次のように分類される。
; M240
: 1977年陸軍が戦車の同軸機銃として採用した。このバージョンはFN MAGの改修型であり、それまでのM60E2M73A1(M219)などの従来の同軸機銃(MG3AA-52の同軸機銃バージョンも含む)を置き換えた。1980年代には、M1エイブラムス戦車の同軸機銃として採用された。
; M240E1
: 1980年代に海兵隊装甲車搭載機銃として採用した。ピストルグリップにかわりスペードグリップを持ち、銃床は装着されない。
; M240B
: 1991年から陸軍が地上戦用として配備し始めたバージョン。反動吸収バッファと前部過熱ガード(ヒートシールド)を装備している。M60を始めとする他の軽機関銃を置き換えるために採用された。
; M240G
: 1994年に、M60に代わり海兵隊が採用し始めたバージョンで、歩兵が携行する他、車両搭載用としても採用された。
すべてのモデルは、射撃直後に自動分解する金属M13 リンクにより7.62x51mm NATO弾(通常弾、曳光弾徹甲弾など)を給弾する方式となっている。これらの派生形は全て機関部が共通となっており、重要パーツすら他のモデルやNATO加盟国のFN MAG(またはその派生形)と交換が可能になっている。これらのモデルとM240の主要な相違点は、重量と若干の特徴(反動吸収バッファなど)である。製造は、武器に関して長い歴史を持つFN社の、アメリカ子会社で行われている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「M240機関銃」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 M240 machine gun 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.