翻訳と辞書
Words near each other
・ M3グリースガン
・ M3サブマシンガン
・ M3スカウトカー
・ M3スチュアート
・ M3ハーフトラック
・ M3リー
・ M3リー戦車
・ M3中戦車
・ M3偵察車
・ M3層
M3戦闘ナイフ
・ M3短機関銃
・ M3装甲車
・ M3軽戦車
・ M4 (テレビ番組)
・ M4 (プログラミング言語)
・ M4 (ミサイル)
・ M4 (天体)
・ M4 (弾道ミサイル)
・ M4 (曖昧さ回避)


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

M3戦闘ナイフ : ミニ英和和英辞書
M3戦闘ナイフ[えむ3せんとうないふ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [いくさ]
 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight 
戦闘 : [せんとう]
  1. (n,vs) battle 2. fight 3. combat 

M3戦闘ナイフ : ウィキペディア日本語版
M3戦闘ナイフ[えむ3せんとうないふ]
M3戦闘ナイフ(M3せんとうナイフ、M3 fighting knife)あるいはM3 トレンチナイフ(M3 trench knife)は、アメリカ陸軍で使用されていた戦闘ナイフである。1943年6月に採用された。当初、M3ナイフは銃剣を支給されていない兵士への配備を前提に設計された〔Trzaska, Frank, (1996), ''U.S. Fighting Knives of World War II, Chapter VII: M3 Trench Knife '', OKCA (May 1996)〕〔''Catalog of Standard Ordnance Items'', Washington, D.C: U.S. Army Ordnance Publications (1943)〕。しかし、設計にあたっては空挺部隊やなど、白兵戦用ナイフを求めていた精鋭部隊の要望が強く反映されており、M3ナイフはこれらの部隊に優先して支給された〔〔〔Cassidy, William L. (1997), ''The Complete Book of Knife Fighting'', ISBN 0-87364-029-2, ISBN 978-0-87364-029-9 (1997), pp. 47-48〕〔Whitman, L., ''New Army Trench Knife'', Army & Navy Journal, Vol. 80, 6 February 1943, p. 649〕。その他の部隊で広くM3ナイフが使われるようになったのは1943年から1944年頃である。陸軍航空隊搭乗員や、着剣が行えない銃器(M1カービン、各種短機関銃など)を装備している兵士がこのM3ナイフを使用した〔〔。
1944年8月、M3ナイフの支給が中止され、これを代替する装備としてが採用された。M4銃剣はM3ナイフのデザインをほとんどそのまま受け継いでいた。これに合わせ、M1カービンにはM4銃剣に対応した着剣装置が追加された。
== 設計と機能 ==
設計にあたり、M3ナイフは高品位な金属の使用と機械加工作業を最小限に抑える事が求められた。M3ナイフは、比較的細身なナイフである。刃渡りは6.75インチで、形状は従来の銃剣に類似している。また、切っ先から3.5インチには擬似刃が設けられていた〔Blending Metals to Arm Our Fighting Men, Popular Science, Vol. 142 No. 6 (June 1943), p. 104〕〔Somers, R.H. (Brig. Gen., U.S. Army, ret.) (ed.), ''Ordnance'', American Ordnance Association, Volume 24, No. 138 (May-June 1943), pp. 553-554〕〔〔''KNIFE - U.S. KNIFE MODEL 1918 MKI TRENCH '' Springfield Armory Museum - Collection Record〕〔Canfield, Bruce N., ''U.S. INFANTRY WEAPONS OF WORLD WAR II'', Lincoln, RI: Andrew Mowbray Publishers, ISBN 0-917218-67-1, ISBN 978-0-917218-67-5 (1994)〕〔。刀身は炭素鋼で、染めないしパーカー処理が施されていた〔〔。握りは当初は溝付の製だったが、まもなくして円盤形状の革片を重ねた構造に簡素化された。この革製円盤は旋盤で加工された後に、研磨およびラッカー処理が施されていた〔Graf, John F., ''Warman's World War II Collectibles: Identification and Price Guide'', Krause Publications, ISBN 978-0-89689-546-1 (2007), p. 217〕〔。鍔は鋼鉄製で、握りやすくするために一端が湾曲していた〔。
当初、M3ナイフは革製のM6鞘と共に支給された〔。M6鞘の端には革紐が取り付けられており、兵士はこれを用いて鞘を足に固定することができた〔。後にODグラスファイバー製のM8鞘、M8A1鞘が採用されるとこれに更新された〔〔''The History of the M4 Bayonet/Fighting Knife '', MilitaryItems.com, retrieved 3 July 2011〕〔。アメリカ軍空挺隊員は、パラシュートの吊索の切断や緊急時の自衛に用いるべく、長靴にM3ナイフと鞘を括りつける事が多かったという。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「M3戦闘ナイフ」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.