|
『MADLAX』(マドラックス)は、2004年にテレビ東京他で放送されたテレビアニメ。全26話。 == 概要 == 監督の真下耕一によると、「MADLAX」は英語の "MAD" と "reLAXed" からの造語であるとのこと。作品のテーマの1つである人間の二面性を、タイトルでも暗示したことになる。 2001年放送の『ノワール』、2007年放送の『エル・カザド』は、本作と併せて「美少女ガンアクション三部作」と称されている。その第2作目に当たる本作は、三部作の中で最もシリアスかつ激しいガンアクションが展開され、主人公のマドラックスが踊るように立ち回る作品となっている。また、物語も難解であるが、その分だけ張られた伏線の数も最多となっている。オープニングテーマ「瞳の欠片」の歌詞も伏線となっており、どう解釈するかは視聴者によるところが多い。 なお、三部作の中で唯一、テレビ大阪でも放送された〔次作の『エル・カザド』は主題歌の披露や作品の紹介を東京より早く大阪のイベントで行ったが、テレビ大阪での放送は実現しなかった。〕。 2005年5月21日発売のムック本『MADLAX the Bible』以降は目立った動きが無かったが、2011年6月1日にはスピンオフ小説『旅する少女と灼熱の国』がHJ文庫より発売された(詳細は#関連書籍を参照)。 2014年現在は、バンダイチャンネルで全話のネット配信が行われている(第1話のみ無料、第2話以降は有料)。 ; ヤンマーニ : 第1話で肌も露なドレスへ着替えて敵とのガンアクションを展開し、最後に残った敵のボスを独特のポージングと共に射殺するマドラックスをはじめ、彼女の戦闘シーンで流れる挿入歌「nowhere」のコーラス部分では、本作のファンの間で「ヤンマーニ」と称される謎のフレーズが連呼されている。 : 「nowhere」の作詞・作曲・編曲を担当した梶浦由記はこのフレーズについて、『MADLAX the Bible』で「造語ですので、聞こえたままの響きが正解だと思っていただければ」と語っているが、該当部分の歌詞は公表されておらず、不明となっていた。しかし、梶浦は2011年にラジオ番組へ出演した際、このフレーズが実は「ヤッラーヒ」であったことを告白している(詳細は梶浦由記#楽曲における造語・副旋律についてを参照)。 : 一方、上記の第1話を中心に寄せられたファンの反響を受ける形で制作者側も「ヤンマーニ」を使用していたため、結果的には公認フレーズとなった(DVD Vol.3 の解説絵、DVD Vol.8 の解説文、『MADLAX the Bible』のサブタイトルなどで使用されている)。 : なお、黒田洋介はアニメ雑誌『月刊ニュータイプ』2006年1月号で、「初めに断っておきますが、文章の出だしに『ヤンマーニ』と書きましたが、本当は『ヤンマーイ』と歌っているそうです。ビクターエンタテインメントさんから聞いた情報ですので間違いないと思われます」と語っていたが、梶浦は後日の自身のブログで、「とりあえず何と言っているかはご想像にお任せ致したく思っているのですが、『ヤンマーイ』で無い事だけは保証します」と否定していた。 ; 他作品とのリンク : 本作中で使用されている通貨単位は2003年放送の『ガングレイヴ』と同じ「ユール」(ユーロのもじり)である他、2005年放送の『極上生徒会』には「ナフレス諜報機関」の工作員が登場するなど、他の黒田洋介脚本作品とのリンクが見られる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「MADLAX」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|