|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ プロトコル : [ぷろとこる] (n) protocol, (n) protocol
MESIプロトコル(別名、イリノイ・プロトコル)とは、マルチプロセッサシステムでメモリやキャッシュメモリの同期をとるキャッシュコヒーレンシとメモリ一貫性のプロトコルであり、ライトバック方式のキャッシュで広く使われている。イリノイ・プロトコルという別名はイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で開発されたことに由来する。 インテルは、「486プロセッサで以前から使われていたライトスルーキャッシュに加えて、より効率的なライトバックキャッシュをサポートする」〔IA-32 Intel Architecture Software Developers Manual〕としてPentiumプロセッサでMESIプロトコルを採用した。そのためパーソナルコンピュータでも広く使われている。 == 概要 == 各キャッシュラインは以下の4状態のいずれかにある。状態はキャッシュラインのタグに含まれる(2bitで表される)。 *M - Modified(変更): 当該キャッシュだけに存在し、主記憶上の値から変更されている(''dirty'')。他のCPUがこのキャッシュラインに相当する主記憶をリードするのを許可する前に、キャッシュ機構はこのキャッシュラインをいずれかの時点で主記憶に書き戻さなければならない。 *E - Exclusive(排他): 当該キャッシュだけに存在するが、主記憶上の値と一致している(''clean'')。 *S - Shared(共有): システム内の他のキャッシュにも同じキャッシュラインが存在している(主記憶とも内容が一致)。 *I - Invalid(無効): このキャッシュラインは無効。 任意の2つのキャッシュがあるとき、それぞれの対応するキャッシュラインがとりうる状態の組合せは次のようになる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「MESIプロトコル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|