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MISD
MISD (Multiple Instruction stream, Single Data stream) は、並列コンピューティングアーキテクチャの一種であり、多数の機能ユニットが同じデータに対して異なる操作を同時に行う。パイプライン処理はその一例とされるが、パイプラインの各ステージでデータに操作が加えられているので、厳密にはMISDではないとも言われる。フォールトトレラントコンピュータは、障害を検出して対処するため、複数の機能ユニットが同じ操作を同時に行うが(レプリケーションの一種)、これをMISDの一種とする場合もある。MISDアーキテクチャの実例は滅多になく、MIMDやSIMDの方が一般的な並列処理には適している。特に、MIMDやSIMDはMISDに比べてスケーラビリティが良く、計算リソースを効率的に利用できる。 シストリックアレイをMISD構造の例に挙げる者もいる〔Quinn, Michael J. Parallel Programming in C with MPI and OpenMP.Boston: McGraw Hill, 2004.〕〔Ibaroudene, Djaffer. "Parallel Processing, EG6370G: Chapter 1, Motivation and History." St Mary's University, San Antonio, TX. Spring 2008.〕。 == 脚注 ==
de:Flynnsche Klassifikation#MISD (Multiple Instruction, Single Data)
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「MISD」の詳細全文を読む
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