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MKS180 : ウィキペディア日本語版
MKS180
Mehrzweckkampfschiff 180MKS180ドイツ語、日本語訳:多目的戦闘艦180)は、ドイツ連邦海軍が計画している次期水上戦闘艦艇で、他には''Mittlere Überwasserkampfeinheit''、MÜKE:中間水上戦闘単位、または''K131型''とも呼称される〔Inspekteur der Marine Jährliche Weisung Marine 2008 (JaWeM 2008)(海軍総監 年次指示海軍2008年) 2007年12月。〕。1番艦の調達開始は、早ければ連邦政府に従い2015年には始まるとされる〔 Bundestagsdrucksache 17/2686 〕。
本計画はドイツ連邦軍再編中であった2010年6月には知られていた。連邦国防省はMKS180計画の予定建造数であった8隻を6隻に変更する〔Minister de Maizière billigt Umrüstung 2011年10月21日〕。2015年6月に、少なくとも4隻の調達のために入札の決定が発表される。これらは2023年からドイツ海軍で運用されなければならない〔ZEIT onlineRüstung : Marine erhält neue Kampfschiffe 2015年6月9日〕。
== 計画と概念 ==
2009年の初頭、将来水上戦闘艦の最初の検討が始まる。独立した研究プロジェクトを通して支えらえた思考案「運用要求K131」が出され、新型艦は早くとも10年後から就役し2050年頃まで運用できるよう求められた。しかし、関連する研究ではモジュール設計を用いた場合、船体はコルベット以上の規模が必要であると示される。乗員は100人が必要であるとされる。そして、モジュラーアプローチに基づいて新開発される艦艇は多目的戦闘艦の概念が採用され、思考案はMKS180に名称変更され更新される〔Peter Wiemann: ''Forderungen der Marine an das Mehrzweckkampfschiff Klasse 180'', Marineforum 11-2013 〕。
同時期に125型フリゲートの調達が進められていたが、前提とするシナリオに齟齬が見られ、次期計画では10年から15年かけて新要求に応えるとされる。脅威と任務は急速に変化しており、継続的な防衛計画としては対応不十分な点を是正する。そのままのプラットフォームとしては想定される全脅威シナリオには対応不可能であり、MKS180は僅かな変更で将来の任務部隊活動に適応できるよう、装備はモジュラー方式で取替え可能であることが求められ、運用前や最中にでも対応できるコンセプトが採用される〔〔Mehrzweckkampfschiff 180 (MKS 180) 〕。
* 航路水域の監視活動(例としてアタランタ作戦
* 禁輸措置活動(例としてシャープ・ガード作戦
* 非戦闘員退避活動
具体的には自己防衛、海上監視、不審船をはじめとする海上目標の通信傍受や臨検の実施などがあり、これらの要件を満たすべくMKS180の中核機能は決定される〔。また、原価の高騰を避けるため船体にはデザイン・トゥ・コスト・オーダー・デザイン・トゥ・バジェット(Design To Cost oder Design To Budget)の手法で入札される。目標価格はF125フリゲートの最終価格の約55%が期待される。F125フリゲートは約6億5,000万ユーロ(約860億円)であったが、MKS180は約3億8,500万ユーロ(約510億円)となる〔。
この艦は、海賊をはじめとする非対称脅威との戦いにも対応能力が期待され、排水量は5,000トンが予定される〔Fähigkeitsprofil und operationelle Forderungen 〕。F125フリゲートのミッションモジュールとは異なり、艦上で対応モジュールの利用が必要とされる。特定任務に柔軟に対応できるよう、大掛りな技術的複雑さからの解放と時間を短縮しつつ艦の装備変更を行えるように、標準化された設備と乗員が用意される。乗艦する人員は、基礎乗組員のみならず将兵70人が追加でき、対応する各種任務や司令部機能を付加できる。このため派遣先の気候に合わせた空調や周辺機器、艦内外に対応できる指揮通信機材を搭載する。恒久的に設置されるシステムとは異なり、通常使用されないミッションモジュールは、艦載に関係なく整備・維持できる。モジュールが港で修理されている間、搭載プラットフォームは特定能力を一時欠如した状態であっても海上運用は可能とされる〔〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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