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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
MRマイクロスコピー(Magnetic resonance microscopy:MRM)とは、高い空間分解能を有する核磁気共鳴画像法(MRI)である。どの程度の分解能以上からMRMと呼ぶかについては定説がなく、かつては、画素のどれかの1辺のサイズが、100μm以下のものがMRMと呼ばれていた〔 P. Glover, Sir P. Mansfield, Limits to magnetic resonance microscopy: Rep. Prog. Phys. 65 (2002) 1489–1511.〕。ところが現在では、画素サイズが数10μm立方以下の撮像をMRMと呼ぶことが多い。なお、臨床用MRIとMRMの中間の画素サイズの撮像は、しばしばMR microimagingと呼ばれる。 == 空間分解能 == MRMにおける空間分解能は、画素の1辺の長さで表すのではなく、画素の三次元的サイズないし画素体積で表すのが妥当である。これは、図に示すように、画像の信号対雑音比(SNR)が、画素サイズに比例するからである。よって、分解能は、画素の縦×横×奥行(μm)、もしくは体積(ピコリットルないしナノリットル)で表される。なお、10μm立方の画素サイズが、1ピコリットルに対応し、これが、実用的な空間分解能の限界の目安である。 よって、空間分解能を向上させるためには、画素あたりのSNRを向上させることが不可欠である。このための方法として、(1)できるだけ強い静磁場を使用する(最高20T程度の限界がある)、(2)感度の良い受信RFコイルを使用する(ソレノイドコイルもしくはサーフェイスコイル、冷却も有効)、(3)強力な勾配磁場コイルを使用する、(4)効率の良いパルスシーケンスを使用する(Compressed Sensingも選択肢)、(5)レシーバーのダイナミックレンジを拡大する、などが必要となる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「MRマイクロスコピー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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