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MT比[ひ] MT比(MTひ)は、動力分散方式の鉄道車両において動力車(M)と付随車(T)の構成比を示したものである。MT比は運転士が乗務時に携帯する運転時刻表の「けん引定数」欄に記載されることが多い。 == 定義と特性 ==
電車や気動車など動力分散方式の車両では、走行するための動力を持った動力車と、持たない付随車により構成される。この構成比をMT比と呼び、前項を動力車数、後項を付随車数の比で示すのが基本である。動力車が6両、付随車が4両の編成であれば、MT比は3:2となる。また、単純に動力車と付随車の編成をそのまま6M4Tのように表すことがあるが、これも広義のMT比といえる。 動力車の比率が高いものをMT比が高い(大きい)、付随車の比率が高いものをMT比が低い(小さい)と表現する。一般には、MT比が高いと高性能な編成となり、逆にMT比が低いと経済的な編成が得られる。また、動力車1両あたりの走行性能が同一の場合であっても、路線の特性やダイヤに応じてMT比を変えることにより、性能の異なる編成を組むことができる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「MT比」の詳細全文を読む
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