|
MZ-40Kとは、シャープから1978年5月に発売された4ビットマイコンキットである。MZシリーズの祖にあたる。 == 概要 == * マイコンブームの影響を受け、どちらかといえば、子供用の玩具として低価格に作られた製品。 * 多くのワンボードマイコンが基板のみでケースなどの付属品が無かったのに対し、この製品ではアクリルのカバーと、はめ込みの台座によってケースの体裁を成している。アクリルが茶色なので広告のように部品を見ることはできない。博物館に展示してあるものは広告と同じように透明。 * MZ-80Kと異なりセミキットではなく、フルキットであり、CPU自体の説明はあるものの、プログラミングに必要な情報、並びに説明は存在しておらず、使うことよりも組み立てることに主眼が置かれた製品である。 * マイコン博士という愛称も与えられており、初期のMZ-80Kのパンフレットにもその名前は残っていた。 * アルゴマークはまだ無く、型名のフォント等にシリーズの面影をわずかに残す。 * 完成品の動作はROMにあらかじめ書き込まれたプログラムに対し、パラメータをキーボードから与え実行する様な機能のみを提供している。 * ACアダプタはミニプラグの形状を持ち、11Vの交流で、本体側で整流して電源とすると共に商用電源周波数を時計機能のクロック源としている。 * ボリュームはスイッチ連動型になっており、本体の主電源スイッチを兼ねている。 * 工業や通信系の博物館である、東京の科学技術館、電気通信科学館に展示してあった。電気通信科学館はMZ-40Kが4台設置され、専用の光センサーにより4台同時に演奏することで四重奏を行っていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「MZ-40K」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|