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『Monochrome』(モノクローム)とはKIDより2004年8月26日にPlayStation 2で発売された恋愛アドベンチャーゲームである。2005年11月24日にサクセスよりSuperLite2000シリーズにて、廉価版も発売されている。 KIDからは限定版と通常版の2種類が発売され、限定版には作中BGMの収録されたサウンドトラックCDとアンソロジーイラスト集が同梱されている。 KID倒産後にブランドを継承したサイバーフロント(現在は解散)から、2010年にPlayStation Portable版で、KID発売時と同じく限定版と通常版の2種類が発売された。 == 概要 == KIDが制作した『てんたま』の外伝的作品で〔PSP版『Monochrome』初回限定版同梱ブックレット「a limited edition booklet」p.23〕、シリーズ第3作にあたる。企画自体は第2作『てんたま2wins』よりも先行しており〔、第1作『てんたま -1st sunny side-』の関連書籍には、実現未確定の「ナゾの資料」として、本作品のキャラクターデザインの原型が収録されている〔『てんたま -1st Sunny Side- 設定解説ファンブック』ローカス、2002年1月、p.128。ISBN 4-89814-327-X〕。しかし製品版デザイン担当者の鈴平ひろが別件を終わらせるまで作業に取り掛かれなかったため、本作品は一旦凍結されて『てんたま2wins』の企画が開始し、両作品は並行して制作されていた〔。 特徴は当時KID作品では初導入のストリーミングによる重厚なBGMと、横須賀市をモチーフとした異文化を感じさせる街の風景である〔「a limited edition booklet」p.24〕。 シナリオは、各ヒロインごとに各編(ルート)が構成される。各編の攻略順は一部を除きほぼ決まっており、攻略が進むごとにストーリー世界の謎が少しずつ明らかにされるとともにシナリオの分岐が増えてゆく。シナリオ攻略順序は花織編と紗耶香編が順不同であるがその後は千歳編、遊羽編、雛水編、梨沙編と進行してゆく。 KIDの構想では、2005年冬には本作品の外伝を、そして2006年から2007年には正式な続編を発売する予定だった〔『電撃G's magazine』2005年3月号、メディアワークス、p.55〕。しかし同社の倒産により、これらの話はすべて立ち消えとなった。しまぞうプロデューサーは2010年のインタビューで、本作品に関係するなんらかの企画の存在をほのめかしつつ「会社ないからもう陽の目を見ることはない」と語っている〔。 PlayStation Portable版移植に伴いイベントシーンの高画質化とPSPに合わせ、キーアサイン、画像サイズを4:3から16:9への変更がなされている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Monochrome」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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