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MostGraph[もすとぐらふ]
MostGraph(モストグラフ)とはチェスト株式会社と東北大学が産学連携の共同研究によって開発した呼吸機能測定機器である〔発明の製品化事例 〕。 == 概要 == オシレーション法により呼吸インピーダンスを測定する〔 『呼吸』 28: 1083-1088, 2009.〕。呼吸インピーダンスの実部は呼吸抵抗、虚部は呼吸リアクタンスとなる。抵抗は換気にともなう粘性抵抗の成分であり、リアクタンスは慣性と弾性による抵抗成分の和である。本機のオシレーション波はハニング波または雑音波などの広帯域周波数成分を含む波動が採用されている。測定結果はオシレーション波周波数が5~35Hzまでの特性曲線が時間経過順に3D立体カラー画像として構成される〔 『呼吸』 29:40-47、2010.〕。測定にあたっては、被験者はマウスピースをくわえて安静換気をするだけでよい。一般的な呼吸機能検査であるスパイロメトリーでは、努力呼吸が必要であるが、それに比べて被験者への負担は少ない。ただし、スパイロメトリーの代用となるものではなく、補完的に使用される検査と位置づけられる。保険適用医療機器〔 保医発第0430003号、平成21年4月30日.〕。70点の算定だったが、平成24年の保険診療報酬改定で150点となった。平成23年11月5日NHK Eテレ「ここが聞きたい!名医にQ」の番組の中の「カラハシ未来研究所」のコーナーで「3Dのグラフで呼吸器の機能をわかりやすく表す装置」としてアナウンサーの唐橋ユミから紹介された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「MostGraph」の詳細全文を読む
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