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大量破壊兵器(たいりょうはかいへいき、)とは、人間を大量に殺傷すること、または人工構造物(建造物や船など)に対して多大な破壊をもたらすことが可能な兵器のことを指す。典型的には特に生物兵器、化学兵器、核兵器、放射能兵器の4種類を指すものとして用いられる(放射能兵器を核兵器に含めるとして3種類と数える場合もある)。これらはそれぞれの英語の頭文字を取り、ABC兵器、NBC兵器、NBCR兵器などと総称される。 == 定義 == 記録されている限りにおいて、大量破壊兵器に対応する英語の「''Weapons of mass destruction''」という語は、1937年のロンドンタイムズでスペイン内戦の際にドイツの爆撃機を指して用いられた例にまで遡ることができる。 化学兵器は既に第一次世界大戦中に広く使われていたものの、核兵器は開発されておらず、この文脈には核兵器は含まれていない。 その後、第二次世界大戦中に核兵器が実用化され、1948年の国際連合通常軍備員会(the Commission for Conventional Armaments)においては、大量破壊兵器を核・化学・生物兵器とそれに類するものとした〔The Yearbook of the United Nations 1947-1948,United Nations,P477 The Working Committe resolves to advise the Security Council (1) that it considers that all armaments and armed forces, except atomic weapons and weapons of mass destruction, fall within its jurisdiction and that weapons of mass destruction should be defined to include atomic explosive weapons, radio active material weapons, lethal chemical and biological weapons, and any weapons developed in the future which have characteristics comparable in destructive effect to those of the atomic bomb or other weapons mentioned above; (2) that it proposes to proceed with its work on the basis of the above definition.〕。大量破壊兵器の語は、1955年のラッセル=アインシュタイン宣言においても用いられている。 通常の用法では、大量破壊兵器はNBC兵器、つまり核兵器(英: 原水爆および放射能兵器も含む)、生物兵器(英: )、化学兵器(英: )の3種類を総称する言葉として使われている。 また、1991年の湾岸戦争終結時の国連安保理決議687においても、イラクの武装解除の主要な対象として言及された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大量破壊兵器」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Weapon of mass destruction 」があります。 スポンサード リンク
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