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NNS系 : ミニ英和和英辞書
NNS系[けい]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [けい]
  1. (n,n-suf) (1) system 2. lineage 3. group 4. (2) type of person 5. (3) environment 6. (4) medical department (suf) 

NNS系 ( リダイレクト:日本テレビネットワーク協議会 ) : ウィキペディア日本語版
日本テレビネットワーク協議会[にっぽんてれびねっとわーくきょうぎかい]

日本テレビネットワーク協議会(にっぽんテレビネットワークきょうぎかい、、略称:NNS)は、日本テレビ(NTV)など同局をキー局とするニュース系列(ニュースネットワーク)であるNippon News Network(略称:NNN)に加盟するテレビ局の放送番組の内、ニュース番組以外のものを融通する、日本の民放テレビのネットワーク組織である。なお、ニュースネットワーク『NNN』についてはその項目を参照。
また、一般に本項で解説するNNSと別項で解説するNNNとを合わせて日本テレビ系列日テレ系列NTV系列)という(NNN・NNSどちらか一方だけでも通じる場合もある)。
== 概説 ==

=== ネットワークの形成 ===
NNSは、フジテレビ(CX)をキー局とするフジネットワーク(FNS)の発足から3年後の1972年6月1日に発足した。しかし、FNSに比べてテレビ番組などにおいても「NNS」の名称が使われることはほとんどない。
現時点において、29局が加盟している。なお、NNSに加盟している局は全てNNNにも加盟しているが、テレビ宮崎(UMK)のみNNNには加盟しているものの、NNSには加盟していない。
加盟局の内訳は、旧アナログVHF波親局が16局、旧アナログUHF波親局が13局で、この旧アナログVHF波親局の16局は昭和30年代以前の開局であり、ほとんどがその地域において最初の民放テレビ局となっていて、概ね北陸地方中国地方の一部と、東北地方日本海側、四国地方の全局がこれに当てはまる。また、平成新局は3局ある〔石川KTK、長崎NIB、鹿児島KYTの3局。〕。
基幹局は東京NTV、札幌STV、名古屋CTV、大阪ytv、福岡FBSで、全てテレビ単営局である〔以前はSTVがNNN基幹局で唯一ラテ兼営だったが(開局当初はテレビ単営だったが、その後ラテ兼営となった)、2005年10月1日よりラジオ部門を分社化。現在はテレビ単営に戻っている。一方、NTVは傘下にアール・エフ・ラジオ日本を持つが、NTV自体はテレビ単営である。〕〔STV、ytv、FBSの基幹局3局はNTVの持分法適用関連会社(関連局)である。〕。
NNS発足当初から1980年代後半までのNNSは、主にJNN(TBS系列)、FNSと比べると、自らの系列の番組に加えて、他系列の番組を放送する割合が高い局が多数存在した。その要因としてクロスネット局が多かったからである(ニュース系列のみのクロスネットを含めると多い時には約4割がクロスネット局であった)。これに関し、NNS加盟局の半数強の局が非マストバイ局で、さらに編成の3割から半分を他系列に差し替えるクロスネット局も多く存在した。アナログ親局がVHF局のある放送局〔単独加盟局であっても、マイクロ回線の(物理面やコスト面での)都合や隣接県の先発局との競合による一般番組の差別化など経営戦略上などの諸事情により加盟した局が顕著であった。〕ではTBS、テレビ朝日との関係も極力系列局同様に対等とし、その一方で『11PM』など系列の番組であっても、低俗と判断した番組はネットを受けないことを編成方針に掲げた局もあった。
一方、1970年代に系列局を拡大させたFNS(フジテレビ)については、1980年代にキー局のフジテレビが視聴率で圧倒的首位に立っていたことから、九州地区やYTS脱退前の山形県を除き、1980年代半ばまでに概ね編成は統一されていた。このように、NNSは、全国一律に同じ番組が放送されないという状況が生まれていた。
しかし、1990年代に入ると、FNSに対抗したドラマ、バラエティ番組が躍進、充実し、情報生番組も他系列より多く放送されるようになったことで、NNS(系列局)が台頭するようになった。(キー局の)日本テレビをはじめ、NNS系列各局の視聴率首位(三冠王の獲得)が相次いだ。また、プロ野球・巨人戦の視聴率もこの頃から好調傾向になった〔2000年(平成12年)には、全国のNNN・NNS系列局で開局以来、過去に1度も視聴率3冠王を獲得できなかった中京広域圏局の中京テレビ(CTV)が、開局以来初の視聴率3冠王を獲得した。これは、名古屋を拠点にもつプロ野球球団・中日ドラゴンズ放映権がCTVにはなく、ドラゴンズの親会社中日新聞社と資本面のつながりが深い、他系列局のCBCテレビ(CBC、JNN系列)や、東海テレビ放送(THK、FNS系列)が持っていたことにより中京テレビは中日戦での視聴率の獲得ができず、やむなく巨人戦での視聴率獲得を強いられてきたからである。なお、CTVにはマスメディア集中排除原則の観点から中日資本を受け入れることができず、ドラゴンズの放映権を得ることができていない。現状は、日本テレビ制作の巨人-中日戦などの系列局制作のビジター試合の放送に留まっている。ちなみに、CTVの視聴率3冠王の獲得は、この2000年(年間、年度とも)のみとなっている。〕。
また、1990年代には、いわゆる「平成新局」の開局が相次ぎ〔NNSでは石川、長崎、鹿児島の3県に新局が開局した。〕、このことでクロスネットが解消され、『ズームイン!!朝!』等の各種情報番組のネット局が拡大したことで、視聴率の好調や会社経営の好調ぶりが相次いだ〔実際、テレビ金沢では(1990年の)開局から2年後の1992年9月に、ゴールデンタイム並びにプライムタイムの視聴率首位を獲得したことがあった(出典:『テレビ金沢10年誌』〈テレビ金沢〉)。〕。
その後、2000年代の一時期は、NNN・NNS系列の視聴率は全体的に低下し、首位の座を再びFNS系列局(西日本の一部ではANN系列局やJNN系列局)に奪われるNNN・NNS系列局も目立ってきていたことがあった。2008年頃からは再びNNN・NNS系列局が視聴率で首位の座を奪還する局も増えてきて、2014年は福岡放送を除くNNS各局がいわゆる視聴率三冠を達成した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「日本テレビネットワーク協議会」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nippon Television Network System 」があります。




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