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NUMA : ウィキペディア日本語版
NUMA
NUMA(Non-Uniform Memory Access、ヌマ)とは、共有メモリマルチプロセッサコンピュータシステムアーキテクチャのひとつで、複数プロセッサが共有するメインメモリへのアクセスコストが、メモリ領域とプロセッサに依存して均一でないアーキテクチャである。
== 定義 ==
プロセッサとメモリの対(これをノードと呼ぶ)が複数存在し、それらをインターコネクト(その詳細は問わない)で接続したものを学術的にはNUMAの定義としている。ただし共有メモリ型であるので各プロセッサが全ノードのメモリを利用可能である必要があり、各ノードのメモリを全プロセッサに共通の物理アドレス空間にマップできることが要件となる。あるプロセッサから見て同一ノードのメモリを「ローカル」メモリ、他ノードのメモリを「リモート」メモリと呼ぶ。
一般的には
:ローカルメモリのアクセス遅延時間 < リモートメモリのアクセス遅延時間
である。
小規模SMPシステムでは単一バス上にすべてのプロセッサとメモリが同居しているが、バスの特性として複数プロセッサによるメモリの同時アクセスができないことが挙げられる。あるプロセッサがメモリアクセスを行っている間他は待つしかない。この現象は同一バスに接続されるプロセッサが増えるにしたがって顕著となる。したがってSMPシステムの並列度を増してスケールアップしていく場合、単純に小規模SMPシステムの設計を拡張してバスに接続するプロセッサ数を増やしていったのでは、プロセッサはほとんどの時間をメモリアクセスの待ち時間に費やすことになってしまうであろう。また、単一バスに接続されるプロセッサが増えるということはバス信号線の物理的長さの増大を意味し、それはバスクロック向上の阻害要因となってしまう(信号線路上を伝わる電気信号の速さは有限であるため)。
これを解決するため、メモリを複数バンクに分割しプロセッサとメモリバンク間をクロスバースイッチなどで結ぶ手法も実際に取られているが、この手法ではローカルバスと比較して常に大きな遅延でアクセスすることになってしまう(このようなアーキテクチャは、NUMAの定義でノードを構成するプロセッサとメモリをプロセッサノードとメモリノードにデカップリングしたUMAアーキテクチャの一形態である)。
また、メモリ側をマルチポートとすることも考えられるが、同時アクセスによる遅延を防ぐためポートを増やすとそれだけインターコネクトのための信号線が増えるためコスト増大を招いてしまう。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「NUMA」の詳細全文を読む




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