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NetHack(ネットハック)はダンジョン探索型RPGでローグライクゲームのひとつである。系譜としては、元祖Rogue → Hack(:en:Hack (Unix video game))→ NetHackという直系にあたる。 == 概要 == 表示はキャラクタベースで、キャラクタ・アイテム・ダンジョンの構成物はUS-ASCIIによりあらわされ、キーボードでの操作が前提、といった点は他の普通のローグライクゲームと同じである。 基本的なシステムはrouge(ならびにHack)の拡張と言うべきものだが、rougeと比べると数多くのアイテムや怪物の改定・追加が見られる。その中にはダンジョンズ&ドラゴンズや指輪物語に登場するものが数多く含まれる。また属性(秩序、中立、混沌)の概念はダンジョンズ&ドラゴンズなどのアライメント(ローフル、ニュートラル、ケイオティック)から取り入れられている。 ゲーム目的はrougeと同様ダンジョンの最下層にある「イェンダーの魔除け」の奪回である。NetHackでは更に迷宮を脱出して天上界に昇りそれをプレイヤーの属性の神に捧げに行かなくてはならない。イェンダーの魔除けを天上界にある神殿に捧げると、ゲームクリアとなる。 様々な職業と種族、各階のマップが保存され階段で上下可能、固定のアナグラムを用いた未識別名、ペットを使役出来る、モンスターの死体を食べて有利な特性を身につけられる、商店でのアイテムの売買、ピンチの際に神に祈って危機を脱することができる点等がrougeと大きく異なるNetHack独自の特徴〔NetHackの前身であるHackから受け継ぐ特徴でもある。〕である。特にマップが保存されることにより、戦闘ゲームから探索ゲームへと大きく変化している。蹴る・書く・こする・浸す・座る・跳ねる・拭う・捧げる・こじ開ける・騎乗する等取れる行動も多彩になった。 また、プレイヤーに語りかけるような特徴的な口調の(酷いものでは小馬鹿にする)システムメッセージや、各所に仕込まれた独特のジョークやパロディがある。普通にプレイしていてはめったに見ることがないメッセージやレアな体験をすることもプレイの醍醐味である。 NetHackはrougeの直系の子孫ではあるが、新しい設定やさまざまな小道具の取り入れにより、rougeの禁欲的な雰囲気を一変させた。NetHackの派生ゲーム(ヴァリアント)には、追加の職業を加えたものがいくつか存在する。もっとも有名な派生ゲームのひとつは、NetHack the Next Generation(通称TNG)であり、これには「Geek」という職業が存在する。他にもNetHack Plus、SLASH'EMなどいくつかのヴァリアントが存在する。 日本語版は有志によって翻訳・配布されている。また、JNetHackという独自の日本語版も存在する。かつてはJNetHack独自の拡張要素が存在したため、これをヴァリアントの一種とする場合もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「NetHack」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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