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NicePass ( リダイレクト:ナイスパス (遠州鉄道) ) : ウィキペディア日本語版
ナイスパス (遠州鉄道)

ナイスパスNice Pass)は、遠州鉄道電車バス双方で共通に使える、非接触ICカード "FeliCa" を媒体とした乗車カードである。名称は、New Intelligence Card of Entetsu Personal And Smart Systemに由来する〔国土交通省ホームページ より。〕。システム構築は遠鉄システムサービスが担当〔同社のシステム構築例のページ より。〕。
鉄道バス共通の本格的なIC乗車カードとしては日本国内で初めてとなった。

== 概要 ==
太字は前身のEG1CARDの時代から実施されているもの。
*乗降車の際に、バス乗降口や駅改札口のICカードリーダにタッチして運賃の精算を行う。
*タッチすると音やランプで知らせるが、乗車時と降車時、カードの種類によって音が異なるため、係員にも分かりやすくなっている。残額不足やエラー発生時にも音声やブザーで知らせる。
*残額が少なくなっても、バス車内の運賃箱・駅などにある券売機や入金機で入金できる。入金は一回につき千円から1万円まで千円単位。入金時に10%程度のプレミアムがつく(ETカードと同率)。
*バス車内での入金の際は運賃箱の「入金ボタン」を押すことによりセルフで入金できる。詳細は遠鉄バス#運賃箱を参照。
*遠鉄の電車・一般路線バス全線と、遠鉄へ完全委託している自治体バス(例:天竜区の阿多古線、中区のく・る・る)などで利用できる。空港リムジンバスe-wing」や高速バスe-LineR」、定期観光バス、上記以外の自治体バスは利用できない。
*催事輸送などの臨時バスにおいて乗車券方式を採る場合にも車掌が所持する物と同様のハンディ機器にて処理することにより利用可能。
*バスでは残高0円であっても乗降処理が可能だが、電車では初乗りの100円(小人カードなどは50円)に満たない場合は入場することが出来ない。また、電車では入場駅から最遠の運賃よりも残高が少ない場合は「カード残額が少なくなってきました。」とアナウンスされる。
*カードの使い捨てを防止する観点から、購入時には500円のデポジット(預かり保証金)が必要。当初、住所・氏名を登録する場合には不要だったが、2007年2月1日以降に新規発行・再発行の場合は記名・無記名を問わずデポジットが必要となった。なお、全てのカードにおいて、デポジットが徴収されている場合には「デポジット500円」(半角カタカナ)と表記される。
*購入時に住所・氏名を登録していれば、カード紛失時には紛失したカードの残額・有効期限を引き継いで再発行されるこの場合住所・氏名をもとに紛失券の特定を行うが、あらかじめ裏面にある「ET - 」から始まる券番を控えておくと、カードの特定が容易になる。(再発行手数料は新たなカードのデポジットとは別に500円必要である再発行後(手続き完了後から未受取も含む)に前のカードが見つかった場合、前のカードのデポジットは返却される(「デポジット500円」表記のカードのみ)が、再発行手数料は返却されない。〕)
*カード表面には、氏名・性別(以上、記名式の場合)・デポジット有無〔有る場合のみ「デポジット500円」(カタカナ・数字共に半角)、無い場合は空欄となる。〕・発行日(カードによっては有効期限も)が記載される。
*取扱窓口へカードを持参することで、定期券残余分(所定の計算式による)やストアードフェア残高の払い戻しを受けることができる(所定の手数料が必要)。また、カード自体が不要になった場合は、カードを返却することにより、デポジット500円の返金を受けることができる(デポジット納入済の場合のみ)〔払戻し|ナイスパス・定期券・乗車券 〕。返却されたカードは券面のクリーニングと動作確認を経て、リサイクルカードとして再利用される。
*リサイクルカードを利用したものは無デポジットの扱いとなっている。リサイクルカードは、政府エコポイント(サービスを終了したナイスパスのポイントサービス「エコポイント」ではない)の交換対象商品になっている〔こちらは一般記名カードのみであるが、記名人氏名の「○○ △△様」が「○○ △△(エコ)様」となっている。詳細は特設ページ を参照。〕。このほか、学校販売(出張販売)の学生ナイスパス〔こちらは政府エコポイントのバージョンと違い、記名人氏名は通常と同一で、2007年1月までに発行されたナイスパスと券面が全く同じである。〕や、後述する記念カードもリサイクルカードである。
*最初の購入時には任意の金額で作ることが出来る。入金額(1000円~10000円)+デポジット500円(要デポジットの場合のみ)を支払い、入金額+プレミアが残高となる。バス車内販売では入金額が2000円固定の無記名一般カードでの発売となり、2500円支払って2200円の残高での発売となる〔ETカードの時代は5000円(5500円)・8000円(9000円)の一般カードも車内で販売していた。〕。
*一般的なIC乗車カードでは作動音に「ピピ」などの発振音が設定されていることが殆どだが、遠鉄では一切採用されていない〔入金機などのごく一部では「ピ」と鳴るが発振音とは異なる。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ナイスパス (遠州鉄道)」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 NicePass 」があります。




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