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Nmap
nmapはGordon Lyonによって書かれたセキュリティスキャナである。ポートスキャン機能だけでなく、OSやバージョンの検出機能、サービスおよびそのバージョンの検出機能など、多くの機能を兼ね備えている。 == 概要 == nmapはGordon Lyonによって書かれた、非常によく知られたセキュリティスキャナである。名前は、ネットワーク上にどのような機器やサービスが動いているかという、ネットワークの地図を作成すること (Network Mapper) に由来する。ポートスキャン機能だけでなく、特定ポートで動作するサービスアプリケーション(daemon類)の種類とバージョンを検出する機能、TCP/IP stack fingerprintingを用いたOSおよびそのバージョンを検出する機能など、多数の機能を備えており、2010年現在のバージョンでは、指定可能な引数は100種類を越える。また、Luaスクリプト言語で記述されたスクリプトを解するスクリプトエンジン「Nmap Scripting Engine」が用意されており、これを用いてスキャン動作を利用者がより柔軟に取り扱える仕組みが備わっている。 セキュリティ関連の書籍で取り上げられることも多く〔ハッカージャパンの2009年9月号や11月号で「最強のポートスキャナー」「ポートスキャナーの定番ツール」などと評されている。〕〔ハッカージャパンの2009年11月号では「nmapの達人」と題して巻頭特集が組まれるほどである。〕、LinuxQuestion.org主催のネットワークアプリケーション部門のベストアプリケーション賞(ユーザー投票に基づく)を5年以上連続して受賞しているなど、多数の高評価を得ている。 このようなツールがセキュリティ分野以外で取り上げられることは少ないが、「マトリックス リローデッド」でトリニティが脆弱なSSHサーバーを発見する際にnmap(バージョンは2.54BETA25)を用いている〔 - 一通りのopenポートを調査した後、SSHポートが開いていることを再確認、SSH1 CRC32に関する脆弱性 を用いたエクスプロイトであるsshnukeを用いて侵入する場面〕ことはセキュリティ分野の人々の間ではよく知られており、このことはnmap作者のサイトやセキュリティ界最大コミュニティポータルであるsecurityfocus.comなどで紹介された。nmap作者は、馬鹿げた3Dアニメーションで取り繕ったようなハッキング場面を用いる演出の映画が多い中、マトリックスのそのハッキング場面を見て大きな衝撃を受けたと語っている。また、nmapはこの映画以外にも複数の映画において、ハッキング場面(例:ダイ・ハード4.0)や、登場人物がハッカーであることを演出する場面(例:バトル・ロワイアル)などで使用されており、これらの画像はnmap作者によってカタログ化されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Nmap」の詳細全文を読む
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