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Nnh ( リダイレクト:ヒドラジン ) : ウィキペディア日本語版
ヒドラジン

ヒドラジン (hydrazine) は無機化合物の一種で、分子式 N2H4 と表される弱塩基
アンモニアに似た刺激臭を持つ無色の液体で、空気に触れると白煙を生じる。水に易溶。強い還元性を持ち、分解しやすい。引火性があり、ロケットや航空機の燃料として用いられる。常温での保存が可能であるため、F-16戦闘機の非常用電源装置(EPU)やロシアなどのミサイルの燃料としても広く用いられており、また人工衛星宇宙探査機の姿勢制御用の燃料としても使われている。プラスチック成形時の発泡剤エアバッグ起爆剤、各種脱酸素剤として広く使用され、特に火力原子力発電所用高圧ボイラー防食剤として使用されている。
水加ヒドラジンは水素に代わる燃料電池の燃料としても模索されている。毒物気化吸引、皮膚への接触ともに腐食をもたらす。また中毒症状をおこす。毒物及び劇物取締法により毒物に指定されている〔毒物及び劇物指定令 昭和四十年一月四日 政令第二号 第一条 二十三の二 〕。
水と共沸し、55 mol% のヒドラジンを含む混合物を与える。化学実験で用いる際は通常、抱水ヒドラジン (ヒドラジン一水和物、N2H4•H2O)が用いられる。
== 製法 ==
アンモニアを次亜塩素酸塩で酸化するか、アンモニアを塩素で気相酸化して作る。
:2 NH3 + Cl2 → N2H4 + 2 HCl

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヒドラジン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hydrazine 」があります。




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