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OPS-28は、日本無線社が開発したパルス・ドップラー・レーダー。主として海上自衛隊の艦艇において、低空警戒/対水上捜索レーダーとして搭載される。 アンテナはパラボリック・シリンダー型の導波管スロット・アレイ・アンテナであり、動揺修正装置上に設置されていることから、ロール角15度、ピッチ角7度まで対応できる。レーダー送信管としては進行波管(TWT)および交差電力増幅管(CFA)が採用されており、通常航海に使用する場合はマグネトロンを使用した別の送信機に切り替えて使用する。動作周波数はCバンド、パルス圧縮技術が導入されている。継続的に改良を受けており、IFFアンテナの取り付け方式などに応じて1, B, C, D型の複数の型式がある。1型のみIFFアンテナが、本体アンテナに組み込まれていない〔自衛隊装備年鑑 2006-2007,朝雲新聞社,P369,ISBN 4-7509-1027-9〕。1980年(昭和55年)に就役した護衛艦「しらね」より搭載を開始した。 水上目標のみならず、低空警戒レーダーとして低空を飛行する対艦ミサイル(シースキマー)などの探知にも使用でき、アメリカ海軍のTAS Mk.23と同様のものとされている〔。従来の対水上レーダーが、シースキマーに対する正面からの探知距離がおおむね電波の見通し線程度であったのに対し、ほぼ倍増している〔。また、「いしかり」(52DE)およびゆうばり型護衛艦(54DE)で搭載されたOPS-28-1では、ビームパターンを変更することで、より本格的な対空警戒能力も付与されている。 ただし本機では、遠距離における精密捜索を重視したことで近距離での捜索能力が低下し、これを補うため、本機の搭載艦においてはOPS-19/20航海レーダーも搭載されることが多い。 == 搭載艦艇 == * ヘリコプター搭載護衛艦(DDH) * しらね型護衛艦(50/51DDH) * はるな型護衛艦(58/59FRAM) ※FRAM改修時に装備 * いずも型護衛艦(22/24DDH) * ミサイル搭載護衛艦(DDG) * こんごう型護衛艦(63/02/03/05DDG) * あたご型護衛艦(14/15DDG) * 汎用護衛艦(DD) * はつゆき型護衛艦(52-57DD) * あさぎり型護衛艦(58-61DD) * むらさめ型護衛艦(03-09DD) * たかなみ型護衛艦(10-13DD) * 護衛艦(DE) * 「いしかり」(52DE) * ゆうばり型護衛艦(54/55DE) * あぶくま型護衛艦(61-01DE) * 輸送艦 * おおすみ型輸送艦(05/10/11LST) * 補給艦 * ましゅう型補給艦(12/13AOE) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「OPS-28」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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