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OSCE(オスキー、Objective Structured Clinical Examination)は、客観的臨床能力試験のこと。日本の医学部、歯学部、薬学部6年制課程の学生が臨床実習に上がる前に、この試験とCBTの2つに合格することが、臨床実習に進むための条件となる〔旺文社螢雪時代2011年4月号 ASIN: B004O9PZ8Uより〕。日本において、医学部・歯学部は社団法人医療系大学間共用試験実施評価機構〔医療系大学間共用試験実施評価機構 〕が、6年制薬学部では薬学共用試験実施センター〔薬学共用試験センター 〕が実施している。平成28年度から獣医学部でも獣医学共用試験委員会が実施する。 == 概要 == 医学部、歯学部、6年制薬学部の学生が、臨床実習を行う臨床能力を身につけているかを試す実技試験である〔。1975年に英国で提唱されて以来、臨床能力を客観的に評価する優れた方法としてヨーロッパと北米を中心に普及。2011年現在は世界数十か国で導入されている〔。日本では1994年川崎医科大学が初めて導入し、2001年より医学部歯学部においてOSCEトライアルが開始され、2005年12月より正式に実施された。薬学部においては、6年制薬学部の学生が初めて5年次に進級する前の2010年に初めて実施された〔。獣医学部では2016年の正式実施に向けてトライアルが進行中である。 医学部のOSCEは医療面接、胸部診察、呼吸音聴診、神経診察、救急、頭頚部診察、バイタルサイン等〔医療系大学間共用試験実施評価機構 - 学習・評価項目 - 医学系 〕、歯学部のOSCEは、医療面接、口腔内診査、診断、テンポラリー・クラウンの作成、バイタルサイン等〔医療系大学間共用試験実施評価機構 - 学習・評価項目 - 歯学系 〕、薬学部のOSCEは患者・来局者接遇、各種薬剤の調製、無菌操作等が課題として出される〔〔薬学共用試験センター - OSCE概要 〕。 これら6年制の学部ではOSCEとCBT(両者で共用試験)の受験が制度化されており、例えば医学部であればどこの医学部でも受験時期がやや前後するものの医学OSCEと医学CBTに合格しなければならない。 2013年1月17日、全国医学部長病院長会議が記者会見をし、CBT、OSCEを合格した学生に「学生医」を付与すると発表。2014年より医学部生に対して、学生医カードの交付が開始された。 6年制の学部以外では、学内試験、学内実習などにOSCE形式を取り入れている大学がある。看護学科(札幌市立大学、茨城県立医療大学など:看護師)や栄養学科(城西大学、東京医療保健大学など:管理栄養士) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「OSCE」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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