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オリジナル・ビデオ・アニメーションは、記録媒体〔VHS、レーザーディスク、DVD、など〕での発売またはレンタルを主たる販路として作られる商業アニメ作品。通称はOVA(オーブイエー)。オリジナル・アニメーション・ビデオ(OAV)とも称される。 名称の示す概念から判断すれば、テレビ放送、劇場公開、オンライン配信などは本来の目的ではないものの、OVAが発売前にテレビ公開されたり、同時期に劇場公開されることなどもあり、ある作品が「OVAであるかそれとも劇場公開アニメであるか」については判断基準が曖昧な場合も存在する。広義においては「オリジナルビデオ」の範疇に含まれるが、アニメ作品を含めない「狭義のオリジナルビデオ(=実写作品)」とは異なる独自の発展を遂げた。なお、「OVA」はいわゆる和製英語である。本項では特に断り書きがない限り、日本での事例について述べる。 == 概要 == 黎明期は「オリジナル・ビデオアニメ」の略であるとされたが、後に「オリジナル・ヴィジュアル・アニメ」の略ともされるようになった。 人気が出れば後にテレビ放送や劇場公開されたり、テレビアニメの続編がOVAで制作される場合もある。また、深夜アニメの定着に伴い、衛星放送や独立局などで先行放送される場合も増えている。黎明期には「OAV」(オリジナル・アニメビデオ)という呼称もよく用いられたが、「AV」の部分が「アダルトビデオ」や「オーディオ・ビジュアル」の略称と間違えられやすいため、徐々に用いられなくなっていった。2014年時点では、学習研究社の『アニメディア』やエイ・ワン・シーのアダルトアニメで用いられる程度であり、かつてほどではない。また、黎明期にOVAという表記を初めて用いたのは角川書店の『ニュータイプ』のみであり、他誌ではOAVという表記であった。ちなみに、ニュータイプは誌内の1コーナーにおいてOVAを「オヴァ」と読むことを推奨していたが、当時はOAVの方が一般的であった。 2010年前後の時点で、既にDVDやBDなどのディスクメディアがVHSなどのテープメディアに取って代わる存在となっていたことに起因し、「OAD」という名称が用いられる場合がある。これは、主に同時期の講談社が自社の単行本の初回限定版の付録とした場合に用いられる名称であったが、それ以降は出版社を問わず単行本付録のアニメDVD/BDの名称として一般化しつつある〔コミックナタリー - 「藤田和日郎魂」付録にOAD「からくりの君」決定 (コミックナタリー)、アニメ化決定の『今日、恋をはじめます』よりキャストインタビュー - ニュース - アニメイトTV - 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「OVA」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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