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OYQ-9
情報処理装置 OYQ-9()は、海上自衛隊のC4Iシステム(戦術情報処理装置)の一つ。 == 来歴 == 海上自衛隊では、ミサイル護衛艦(DDG)やヘリコプター護衛艦(DDH)に搭載する戦術情報処理装置についてはアメリカ合衆国からの対外有償軍事援助(FMS)による購入に頼っていた。その一方、汎用護衛艦(DD)に搭載するものについては、コストの低減と技術の涵養の観点から、最初期から国産機を開発・採用してきた。 まず、しらね型(50DDH)用のデジタル式目標指示器として開発されていたTDS-2をもとに発展させて、わが国初の戦闘指揮システムとしてOYQ-5が開発された。これはセンサー情報の入力を受けて目標の脅威評価を行い、短SAMおよび76mm単装速射砲を管制するシステムであり、初の汎用護衛艦であるはつゆき型(52DD)に搭載された。その後、あさぎり型(58DD)では、更にリンク 11および対空捜索レーダー、電子戦装置との連接を実現したOYQ-6が開発・搭載され、後にはさらにOYQ-101対潜情報処理装置(ASWDS)との連接に対応したOYQ-7に発展した〔。 一方、海上自衛隊はこんごう型(63DDG)においてイージスシステムを導入したが、これは自動化・統合化を大規模に推し進めた画期的なシステムであった。この考え方を取り入れて、新世代のDDであるむらさめ型(03DD)向けの戦術情報処理装置として開発されたのが本機である〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「OYQ-9」の詳細全文を読む
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