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デジタル回路において、one-hot(ワン・ホット)は1つだけHigh(1)であり、他はLow(0)であるようなビット列のことを指す。 類似のものとして、0が1つだけで、他がすべて1であるようなビット列をone-cold(ワン・コールド)と呼ぶことがある。 ==応用== one-hotエンコーディングはしばしば状態機械の状態を表すのに用いられる。二進法やグレイコードを使うときにはその状態を決定するためにデコードが必要だが、one-hotを使うときには不要である。というのも、one-hotではビット列の``n``番目のビットがHighであれば``n``番目の状態を表していることになるからである。 15個の連続する状態を持つは状態機械の一例である。one-hotでこれを実現するには、15個のフリップフロップを一列に並べて、それぞれのフリップフロップのQ出力が次のフリップフロップのD入力に入るようにする。ただし最初のフリップフロップのD入力には最後のフリップフロップのQ入力が入るようにする。最初のフリップフロップは1番目の状態を表し、2番目のフリップフロップは2番目の状態を表す。それ以降も同様で、15番目(最後)のフリップフロップは最後の状態を表す。状態機械をリセットすると、最初のフリップフロップには「1」が、それ以外のフリップフロップにはすべて「0」がセットされる。クロック信号の立ち上がりによって、Hotビット(1であるビット)が次のフリップフロップに移動する。このようにしてHotビットは15番目のフリップフロップまで移動し、その次には最初のフリップフロップに戻る。 は二進数またはグレイコードをone-hot表記に変換する。 はone-hot表記を二進数またはグレイコードに変換する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「One-hot」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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