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Op-ed (opposite the editorial page、オプ・エド)とは新聞の記事のうち通常、発行元の新聞社とは関係の無い著名人が意見や見解を著したもの。社説の反対側に設けられることからこの名がついた〔op-ed. (2010). In Merriam-Webster Online Dictionary. Retrieved April 10, 2011, from http://www.merriam-webster.com/dictionary/op-ed〕。Opinion-editorialの略とするものは誤り。社説が主に社内の編集委員によって執筆され署名されないのに対し、op-edは社外の人物が署名付きで執筆するという点が異なる。 通常の社説欄は何世紀にもわたって様々な新聞に設けられてきたが、近代op-edの直接の原型と言えるのものは1921年にハーバート・スウォープによって''The New York Evening World''紙で設けられたものである。1920年に同紙の編集者となったスウォープは、社説の反対側が「書評、定形記事、訃報のゴミ箱」として使われていることに気づいた〔Meyer, K. (1990). ''Pundits, poets, and wits''. New York: Oxford University Press.〕 。スウォープは以下のように記した。 : 「オピニオンが興味深いものであればそれに勝る記事はないと気づいたから、社説の反対側を空ける手法を考えついた。 導入するとこれはアメリカで最も顕著なものになった。空いたスペースには事実を伝える記事よりもオピニオンを印刷することを決めた〔Swope, H. B. as quoted in Meyer, K. (1990). ''Pundits, poets, and wits''. New York: Oxford University Press, p. xxxvii.〕。」 しかしスウォープが採用した記事は自社の筆者によるものであり、社外の人物に記事を書かせる現代のop-edスタイルは1970年にニューヨーク・タイムズで編集者ジョン・オークスによって初めて導入された〔Shafer, Jack. "The Op-Ed Page's Back Pages: A press scholar explains how the New York Times op-ed page got started." from http://www.slate.com/id/2268829/〕。 1930年代からラジオが活字ジャーナリズムの存亡を脅かし、この風潮はテレビの普及によって加速した。このような流れに対抗するためにニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストなどの大手紙はより自由で主観的な意見を含んだジャーナリズムに舵をとりはじめ、その結果コラムやop-edにページをより多く割くようになった。 == 脚注 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Op-ed」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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