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PC-VAN : ウィキペディア日本語版
PC-VAN[ぴーしーばん]
PC-VAN(ピーシーバン)は、日本電気株式会社が運営していたパソコン通信サービスである。1986年4月に運営を開始し後に有料化された。商用化された日本の有料パソコン通信プロバイダの中では最古の分類に入る。
同社のC&C-VANという商用の運営サービスの主に夜間の、回線の空きを個人向けに開放したサービスである。一般的な電子掲示板と、SIGと呼ばれた特定話題電子掲示板、それに電子メールやOLT(チャット)、OSLなどが主要なサービス。BIGLOBEと統合の後、2001年1月31日にパソコン通信サービスを中止、2003年3月31日にはインターネットに移行したSIGサービスを含め、すべて廃止された。
== 構成 ==

=== 電子メール ===
PC-VANにログインした時点で電子メールが届いていると「【到着】ピッ」と表示された。この「ピッ」音は初期のパソコンのエスケープシーケンスビープ音を鳴らすもので、ログイン後に音で電子メールの有無を知らせる機能であった。電子メールの送受には専用のエリアが設けられ、ジャンプ用キーワード使ってエリアに入る方法と、メニューを辿って入る方法の二通りがあった。しかし送信に限っては、掲示板の発言を読んだ後に書き込んだ人に対して送る方法もあった。宛名にはアクセスアカウント(ID)を指名したが、テキストだけでなくバイナリデーターも送ることができた。またメールの保存期間は最大三ヶ月で、送信したメールを相手側が読んだかどうかを知ることもできた。当初はPC-VANのIDを持つ相手としか送受できなかったが、後にはニフティとの相互乗り入れによって、ニフティのIDを持つ相手とも送受できるようになった。更にはインターネットのメールアカウントとの間でも送受が可能になったが、この時点で、アクセスアカウント以外に、任意のネームをメールアカウントの別名として用いられるようになった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「PC-VAN」の詳細全文を読む




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