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PC98-NX ( リダイレクト:PC98-NXシリーズ ) : ウィキペディア日本語版 | PC98-NXシリーズ[ぴーしーきゅうはち えぬえっくす] PC98-NXシリーズ(ピーシーキュウハチ エヌエックス)は日本電気が開発及び販売するPC/AT互換機ベースのパーソナルコンピュータのブランドの名称である。1997年10月23日に発表された〔新世界標準パソコン「PC98-NXシリーズ」26機種を一斉に発売 , 日本電気株式会社-プレスリリース, 1997年10月23日〕。名称の「PC98」は後述の「PC98システムデザイン」から来ており、またNXの由来は「New eXcelent」の略で〔用語辞典: PC98-NX , 121ware〕、キャッチフレーズとしては「新世界標準パソコン」と銘打った〔。事実上、設計にはインテルが加わり、当時のインテルの最新技術が盛り込まれた製品群でもある。なお、ブランド発足当初はそれまでの「PC-9800シリーズ」などとはハイフンの位置が違い、「PC-98NX」は誤りであるとされていたが、近年では日本電気が作成したマニュアル等にも「PC-98NX」の表記が見られる。(例:日本電気株式会社発行「デスクトップコミュニケータDC550クイックガイド」第5.1版(A50-014221-001)2012年4月刊など) == 背景 == 1990年代後半、インテルのCPU開発や、オペレーティングシステム (OS) のMicrosoft Windowsの開発スピードが向上し、新技術への対応スピードが課題となってきた。同社は海外では互換機ビジネスを展開しており、パッカードベル社を傘下に収めてPackerd Bell NECとして事業活動を行ってきたが、ビジネス市場でのユーザからのPC/AT互換機の要望に対応し、他ブランドのPC/AT互換機の販売を始めた。 国内のパーソナルユースのパソコンではPC-9821シリーズを投入し、PC/AT互換機との部品レベルの相違はごく一部に限られるとも言われた。インテルなどの部品メーカー、シーゲイト・テクノロジーなどのハードディスクメーカーの開発スピードが極めて速くなった事から部品メーカーであるインテルと共同開発を行う事により開発コストの削減と製品投入スピードの高速化を図った製品である。 これに先立つ1996年、同社ブランドのPC/AT互換機であるExpress5800シリーズなどサーバ製品の国内発売を開始した。このうちの1つはインテルとNECなどの共同設計であり、インテルの最新チップセットなどが搭載されているなど、Windowsサーバ市場でシェア50%程度まで確保するヒット商品となった。パーソナル市場でもインテルの世界戦略の一つから、インテルとNECが設計したPC/AT互換機の第2弾として投入した。「新世界標準パソコン」とは設計段階からインテルが積極参加しインテルが未発表である最新技術が盛り込まれていたためでもある。後に他のメーカーでもこの設計手法が行われ、インテルの新チップセットや新CPUの発表と同じ日に新しいパソコンが発表、発売される様になる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「PC98-NXシリーズ」の詳細全文を読む
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