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PD手帳(ピーディーてちょう)は、1990年5月から放送が開始された文化放送 (MBC) の調査報道番組。“PD”は''ProDucer''で「プロデューサー」のこと(日本でも使われる省略形)。2007年11月3日からそれまでの録画放送が生放送になったが、2008年8月から再び録画放送になった。過去に視聴者からの抗議や政府からの中止要請で放送が中断されたり、休止することもあった。 1990年5月に放送を開始し、放送回数は2006年7月4日で684回になる。2004年12月に第9回アジア・テレビジョン・アワードで時事部門の最優秀作品賞を受賞した。日曜夜の「時事マガジン2580( 2580)」とともにMBCを代表する調査報道番組である。2008年に狂牛病に関する放送を行うと、大規模な反米デモが起こるなど韓国国内で大反響をもたらした。しかし、この放送内容に捏造や誇張があったことがわかり、MBCは謝罪に追い込まれた。 == エピソード == === 黄禹錫疑惑報道の経緯 === PD手帳は、ソウル大学校教授(当時)黄禹錫(ファン・ウソク)グループのES細胞論文に対する疑問を最初に提起した番組としても知られる。捏造疑惑を放送した後、放送内容や取材手法をめぐってMBCに抗議が殺到し、デモが行われるほどの事態となった。この余波で一時は放送休止に追い込まれていたが、2006年1月3日に放送を再開した。 * 2005年11月22日 - PD手帳が「ファン・ウソク神話の卵子疑惑」と題して卵子売買をスクープ。 * 11月下旬 - 「国益を損じた」としてPD手帳のスポンサーに対して韓国国内で不買運動がスタート、全スポンサーが降板。MBCに対し「国益を損なった歪曲報道を謝罪せよ」とのデモが行われる。 * 11月26日 - MBC本社前で午後4時から2時間に渡り抗議のろうそくデモが行われる。 * 12月2日 - 6日のPD手帳第二弾追及特集の放送を前に、取材に協力したピッツバーグ大学所属の研究員が「MBCに圧迫的な取材を受けた」と説明、PD手帳の取材倫理が問われる事態になる。しかし、黄禹錫チームから研究員へ5万ドルの口止め料とも取れる大金が渡っていたことが後で判明。 * 12月4日 - PD手帳の責任者を刑事処罰せよとの抗議運動で韓国最高検察庁のサーバがダウン。 * 12月7日 - MBC、PD手帳の放送を中断。 * 12月15日 - MBC、突如午後10時に特別番組「特集 PD手帳はなぜ再検証を要求したのか」を放送。これまで報道できなかった内容を追加で放送した。 * 12月23日 - 中断されていたPD手帳が1月3日から再開させると発表。 * 2006年1月3日 - PD手帳放送再開。テーマは「幹細胞神話の真実」。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「PD手帳」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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